人は人、自分は自分
どんな人でも痛みがでると「痛い痛い」と口にでます
「痛い!」と何回口にしても痛みが減るわけでもないのに「痛い」と言ってしまいます
どうせ黙ってても痛いのなら思うようにすればいいわけですから「痛い」ということによってストレスをためないですむならば、それなりの効果はあるのかもしれません
言う側はそれでもいいのですが、聞く方の対応は難しいときもあります
「あっそ・・・」あまりにそっけない返事だと冷たい人と思われてしまいますが
「お医者さんでもあるまいし、痛いといわれても治しようがない」
そんなふうに心でつぶやく人もおられることでしょう
無難な対応としてはそこそこ話を聞いてあげて、多少の同情もしながら世間一般で言われるようなアドバイスでもできれれば相手方の印象も悪くなく、なおかつアドバイスが的確なものであれば感謝のひとつもされることでしょう
ところがそのアドバイスというのが的確なものとは限らないわけで、プロがあれこれ考えても思うとおりにいかないことが多いのに、知識や経験の乏しい方のアドバイスも時には逆効果になりかねないものもあるようです
プロであれば数多くの臨床例の中で一番近いケースにそって意見を言うことも可能ですが、近所の奥さんが似たような症状をしたという話を、隣の奥さんから聞いたという又聞きをそのままそっくり伝えるわけですから確率的にもぴったりと当てはまることは少ないだろうと予測します
ところが痛いと訴える方にしたら藁をもすがる想いで聞いているのですから
治るのならば何でもやってみますとばかりに実践されることがあるようです
言う方にも聞く方にも悪気はないのですから責めるわけにはいきませんが
けっこう危ないことを勧めている人もいるようです
人の親切は親切としてありがたく聞いておくことは人の道として大切なことですが
それを実践するかどうかはできれば専門家の判断を仰いだ方が無難だと思います
後でいやな思いをして人間関係を損ねたらお互いの気持ちと反対方向に作用する結果となってしまいます
人がやった症状が必ずしも自分にそっくり当てはまるということは極めてまれ
それが現実だと思った方がいいんじゃないでしょうか・・・
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コメント
こんにちわ!
人は人、自分は自分・・・、なるほどと
思って読みました。
やはり、「痛い痛い」と口に出ますね。
アドバイスって、なかなか難しいですね。
投稿: うさうさ | 2009/11/16 12:07
似たような症状でも人によって程度も違えば原因さえも違う場合もあります
自分が経験したことが必ずしも人に当てはまるとは限りません
私らも返答に困るときはたくさんあってわからないことはわからないと答えています
間違ったことを言って迷惑をかけてもいけませんしね
投稿: ひろ | 2009/11/16 12:27