蟷螂の斧
出勤途中カマキリを見つけました
カマキリを見たのは二年ぶりかな・・・
秋も深まったこの季節にお目にかかるとは思いませんでした
思わずカメラを取り出してパチリ
サービス精神旺盛なカマキリはカメラ目線でポーズを取ってくれました
朝も早くから他所のお宅の塀を写す不審者に通行人の冷たい視線が突き刺さります(笑
「蟷螂が斧を持って隆車に向かう(とうろうがおのをもってりゅうしゃにむかう)」という中国の古い言葉があります
カマキリがカマを振り上げて大きい車に立ち向かうさまを表すのですが、転じて弱者が強者に無謀に立ち向かうことを喩えている言葉だそうです
「強きをくじき弱きを助ける」なんて最近聞かない言葉ですが
そういうのを美学として育った私としては「蟷螂の斧」という言葉の持つネガティブなイメージさえもいとおしく感じられます
無謀だっていいじゃないですか
挑戦しないと勝つことはないわけですから
このカマキリが前足を振りかざして立ち向かうのはこれから来る冬将軍なのかもしれません
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コメント
こんにちは(*^^*)/
よい威嚇ポーズですね♪
中国の言葉深いですね~
フリガナがとても助かります(笑)
何事もはじめから、あきらめていたら
何も変わらないし、人は成長できませんからね。
まずは、やってみる・チャレンジすること
努力すること・あきらめない気持ち
とても、大切だと思います。
投稿: chipa | 2009/10/22 12:37
弱者が無謀に教者に立ち向かいその向こう見ずを揶揄した意味もあるようですが、中国の話では隆車に乗っていた偉い人はその果敢な姿勢に感動して車をカマキリのために迂回させて敬意を表したそうです
偉い人はやることが粋ですなぁ
投稿: ひろ | 2009/10/22 13:06
小さいとき、かまきりの卵が宝物でした
小さなバスケットに大事にしまっていましたが
ある夜家の中がかまきりだらけになり
親父に殴られました…
生まれたてのかまきりもかまきり型だったのを
おもいだしました
天井一面かまきりだらけは気持ち悪かったなぁ
投稿: アルティマ | 2009/10/22 14:29
家の中でカマキリの卵を・・・
「蟷螂に釜」より無謀なことを・・・(笑
私も子供のころ卵を持ってかえってベランダに置いておきました
まあ出てくる出てくる・・・
いつしかベランダのアブラムシが全部いなくなったらどこかに飛んでいきました
今夜も恩返しに来るのを待っています
投稿: ひろ | 2009/10/22 14:45
こんばんわ!
月、火と続けて飲み会になりましたら、
昨日、今日と動けていません(笑
疲れが溜まってるような感じで。
カマキリって、最近見てませんよ。
うちにいるのは、葉っぱを食べに、夏は
バッタばかりがいます。
それにしても、カメラ目線ですね(笑
投稿: うさうさ | 2009/10/22 21:03
いいですねぇ 連続の飲み会
うさうささんのところだから美味しい料理に舌鼓を打ちながら日本酒を楽しまれたのでしょうね
呼んでいただければ駆けつけましたものを・・・
近所でもバッタはよく見かけますね
でもカマキリは二年ぶりに見ました
変なやつが危害を加えないか警戒して睨んでたんだと思いますよ(笑
投稿: ひろ | 2009/10/23 08:04
いきなり過激な事を書きますが、オーストラリアで、カンガルーを殴り殺した人、日本でサルに火をつけたり、殴ったりして殺した人、その動機は、相手が必死で向かってくる姿がおもしろかったと言います。
「強きをくじき弱きを助ける」という言葉と全く反した行為に腹が立ちます。
「蟷螂が斧を持って隆車に向かう」これを読んで思い出し、心が痛くなりました。
絶対に勝てないと思っても、向かって行くんですよね。
その気持ちを考えると、とても辛くなります。
挑戦する事はいい事ですけどね。
投稿: persian | 2009/10/23 12:51
弱いものしか相手にできない心まで弱いが増えているように思えてなりません
昔は子供のマンガでもそういうのを美学としたものが多かったように思いますが、最近では自分より弱いものを笑ったり、いじめてリアクションを楽しむものが多くなりました
いやですねぇ
投稿: ひろ | 2009/10/23 13:25