カザフの音楽 ステップの風
カザフスタンといえば旧ソ連から1991年に独立した中央アジアにある国家です
同じアジアにありながらどうしてもこのあたりの国には馴染みがありません
ただ周りをロシアや中国、イスラムの国々に囲まれていることからも文化的に色々な国の影響を受けていることは容易に想像がつきます
これがこのアルバムの約半数に出てくるドンブラと呼ばれる楽器ですが
日本の琵琶にそっくりな弦楽器です
アラブにもウードやボゾックなどの類似した弦楽器がありますが
これらも音楽文化が他国に流れていったことは間違いなさそうです
ドンブラの重厚感のある乾いた音色はカザフスタンの自然を想像させます
(行ったことないから知りませんけど・・・)
このアルバムの一曲目「アクサク・クラン」は「足の悪い野生の馬」という意味でこの曲の元になった伝説があるそうですが曲の多くはカザフに伝わる物語を曲ににしてあるみたいです
そういう意味では日本でも琵琶法師が弾く曲と似たような語り口調の音楽なのかもしれません
こちらはコブィズという二弦の楽器です
弓で演奏するので幻想的な音色で19世紀まではシャーマン専用楽器だったそうです
その複雑な音色はまさに神秘的です
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コメント
こんにちわ!
カザフの音楽・ステップの風と聞くと、
もう、秋がそこまで来ているような、
そんな気さえします。
ドンブラと呼ばれる楽器やコブィズも、
初めて見ました。
投稿: うさうさ | 2009/08/22 10:30
こういうワールドミュージックを聴いていると
行ったことのない国でさえ、そこに住んでるような錯覚に陥ります
旅費が浮いた分で美味しいものを食べて・・・(爆
投稿: ひろ | 2009/08/22 12:09
カザフスタンというとその名前しか知りません。
その国その国で、いろんな楽器があるものですね。
その神秘的な音色を聴いてみたいものです。
投稿: persian | 2009/08/22 19:13
かろうじて名前だけは知ってたんですがどのへんにあるのかすら知りませんでした
でも音楽を聴くとその国の文化圏がわかったりどの国の影響を受けたのか推察することができたりします
そういう音楽の楽しみ方も面白いです
とりわけ民俗音楽は宗教色が強いですからどんな信仰が根付いているかもわかったりします
投稿: ひろ | 2009/08/22 19:47
カザフスタン、、、中央アジアにあるということくらいしかピンと来ません。。。
でも、確かに音楽を聴くだけでも、文化に触れることができ、異文化を体験できる感じがしますね。
ひろさん、音楽の幅が広くてらっしゃいますね~。
投稿: coply | 2009/08/22 23:06
行ってみたい国や土地がたくさんあります
でもお金がないので行けません
音楽はそういう私にとりあえず行った気分を与えてくれます
間違いなく安上がりです
投稿: ひろ | 2009/08/23 07:49