器質的障害と機能障害
腰痛館にはいろんな方がやってきます
あえて具体的に列挙しませんがひとの身体の痛みや悩みは千差万別
だからといってなんでもホイホイ受けているわけではありません
私の手に負えないことなんていくらでもあります
当たり前のことですが骨折したときに整体に行く人はいません
どんな技を試みても骨折した骨が元通りになることはありません
肉離れや靭帯や腱の損傷もしかりです
器質的障害といって身体に物理的損傷がある場合は病院に行くべきです
もちろん病院に行ったからといって即座に骨折が治るわけではありませんが
少なくともその時点で必要な処置はあります
またこれも当然ですが胃潰瘍なんかで整体に行く人も常識的に少ないはずです
整体などの手技療法が得意とする分野は機能障害です
オステオパシーでは体性機能障害といって身体の正常な機能が損なわれ
なおかつそれがホメオスタシス(恒常性)により元に戻る機能が適切に働かないときにその有効性があるといわれています
簡単に言うとケガとかしていないのに身体の機能が上手く働かず痛みが出たとき
本当だったらそのうち自然に治るのにいつまでたっても治らず具合の悪い状態が続いたときがオステオパシーの出番というわけです
(噛み砕きすぎかな)
「何かあったらとりあえず腰痛館に行っとけ」
こんな常連さんもおられますが、私もできないことはできません
むしろ器質的障害なんかの場合我々の施術でかえって痛みがひどくなる恐れもあります
基本的に手に負えないことや、命に関わる可能性を感じたときはウチでの施術はお断りして、速やかに病院での診察を受けることをお勧めしています
中には「何でもやります」みたいなところもあるようですが
ホンマかいな?と思うと同時に危険を伴う施術はするべきではないと思います
「難しいことを言われてもわからん」
といわれるかもしれませんがウチではダメなときはダメと言ってます
その代わり気を悪くしないでね
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コメント
こんにちわ!
オステオパシーは、あまり分かっていません。
整体と一言でいっても、違いなどあるのでしょうね。
昨日、総合病院の眼科に行くのに、バス停まで徒歩。
近道しようと、中の道を久しぶりに通ったら、見事に
道、間違えて、とんでもない事に。(^^;;
冷や汗と体から吹き出る汗と、ダブルパンチ。
方向音痴は、車の運転だけでなく、歩いても出るとは
些か、情けなくなりました。
バス停に着いた時の安堵感と言ったら(笑
投稿: うさうさ | 2009/06/10 11:46
私も方向オンチではひけをとりません(笑
歌うときはオンチではないんですけどね
投稿: ひろ | 2009/06/10 12:46
どこのうどんがおいしいですかという質問はOKなんですね(o^-')b
投稿: みさりん♪ | 2009/06/10 19:56
南大阪でしたらOKです
整体の難しいことはわかりませんけど・・・
投稿: ひろ | 2009/06/10 20:31
>中には「何でもやります」みたいなところもあるようですが
こんな業者もある中、ひろさんの姿勢は立派でらっしゃいますね。
信頼されると思います。
投稿: coply | 2009/06/11 00:18
何を隠そうできないことが多いんです(笑
夏からは「冷やし中華」もやろうかしらん
投稿: ひろ | 2009/06/11 07:54
ひろさん
>基本的に手に負えないことや、命に関わる可能>性を感じたと>きはウチでの施術はお断りし
>て、速やかに病院での診察を受>けることをお>勧めしています
>中には「何でもやります」みたいなところもあ>るようですが
>ホンマかいな?と思うと同時に危険を伴う施術>はするべきで>はないと思います
本当にそう思いますね!先日、腰痛で来られた方が3回目以降、来られなくなりました。(私の場合は、何回通わなければいけないとか?指定しません)暫くしてから、電話があり、「脊策腫」という世界で年間300人しか発症しているとの事でした。本当にできる事とできない事を施術者自身が、明確に認識することが必要ですね!
投稿: だるま | 2009/06/11 12:42
同じ考えをお持ちなのでうれしいです
「できること」「できないこと」「やってはいけないこと」について
それぞれの術者がその知識やレベル、あるいは療術の性格に応じてきちんと判断しなければならないと思います
投稿: ひろ | 2009/06/11 13:05