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2009/06/16

四体液説

いつも「森へ行こう(心とからだと子育てと)」というブログを拝見しています
そこで子供たちの成長を通して人の心のあり方を勉強させていただいています
大きくなったとはいえ私にも子供がいますのでずいぶん参考になることが多く、どちらかというと子育てよりも自分の成長に役立てています

そのブログの中で四体液説というのがしばしば登場するのですが
非常に興味深いのでご紹介いたします

四体液説というのは医聖と呼ばれたヒポクラテスという古代ギリシアの医者の唱えた説で、病気は4種類の体液の混合に変調が生じた時に起こるという考えの下に人の気質は体液の多によって影響を受けるという説で
血液が多い人は楽天的、粘液が多い人は鈍重、黒胆汁が多い人は憂鬱(メランコリーの語源は黒胆汁である)、黄胆汁が多い人は気むずかしい気質を持ちます
もちろん現代医学ではそういった考えは継承されず、その正当性については科学的な根拠もないとされています(Wikipediaより)

ただ現代の日本でなぜか人気のある血液型診断と類似していてその分類が妙に説得力があるんですよね
元々ああいうのが好きなもんで、つい興味を持ってしまいます


胆汁質の人の目は非常に生き生きとしており、活発で、刺すような眼差しを見せています。
顔の輪郭は非常に鋭く、引き締まっています。
態度、言葉使いはとてもきちんとしていて、激しさがあります。
体格は、筋肉質でがっしりしている人が多いです。

感情は、愛憎が非常に激しくて怒りやすい感激家が多い。
一方、非常に誠実です。

思考活動について言えば、把握力が優れていて、物事をすばやく理解し、
それに明瞭な概念づけを行うことを好みます。
問題を曖昧にして残しておかないで、要するにこうなんだという結論を出したがる傾向があり、それだけにものの本質を把握する力に優れています。

意志の点からいうと、非常に決断力に富んでいて、他人に対して影響力を行使しやすい。
その反面、他人に対して権力的な態度で臨みやすく、また、厳しい評価を他人に対して行いがちです。

胆汁質は自我をとくに表にあらわす気質ですから、無意識と意識との間の葛藤が非常につよく、なにかというとすぐに真剣になってしまい、カッとなって血が騒いでしまいます。

多血質の人は血色がとてもよく、皮膚がきれいで、均整のとれた体格の持ち主が多いです。 多血質の人を後ろから見ると、踊るようにつま先立って歩いています。

感情は刺激されやすく、快や不快、喜びや悲しみに敏感ですが、とくに楽しいことが大好きです。
世の中のあらゆることに関心をもち、社交的です。
心配事は好きではなく、ユーモアがあって明るい人柄です。
なにかしようというと、よし、しようとすぐのってきます。
が、すぐまたイヤになって、イチ抜けたというのも多血質です。
出来上がった人格、自分で作り上げた人格というよりも生まれつきの子どものころからの性格が最後まで続いているようなところがあります。
したがって、とても人好きもするし、感じのいい人が多いのですが、案外あてになりません。

思考力の点では、思いつきも想像力も豊かですが、ものの考え方にはかなり遊びの部分がふくまれて、徹底的に突き詰める態度には不向きなのです。
すぐに判断を下すのですが、それも熟慮の末ではないのです。

意志の面では、持続力に欠けていて、中途で投げ出しがちです。
自分をコントロールしにくく、印象に左右されやすいタイプです。

多血質の人の性格というのが、アストラル体の特徴とまったく同じと言えます。
変化するアストラル体がその人間の気質の中で中心の働きをすると多血質の人が生まれてきます。


粘液質というのは、若いときは人生の上で厳しいことが多いですから、やせた人がいますが、40代50代になって太ってくる人の中に粘液質の人がわりと多いです。
言葉使いや態度も、テンポがゆったりとしていて、活気がなく、むしろ、鈍重な感じがします。
ゆったりと確実な歩き方をするので、歩いているところを見ても粘液質の人だとよくわかります。

休むこと、食べること、眠ることが大好きで、感情は好き嫌いをあまり表にあらわしません。
おおむね慎重な判断をします。
カッとなることが少なくて、ばかげたことなどめったにしません。

思考力があり、冷静で、計算の能力があって、ひとつのことを持続して考えることができます。
待つことが得意なので、チャンスに恵まれやすいのです。
なにかいい機会があると、それを逃さないというのは、粘液質の人の人生の知恵です。
社会をリードする政治家や学者のなかに粘液質のタイプの人が多いのは、そういうところからきています。
そういう人が道徳的な能力を身につけると、正義感がつよく、公正な態度を維持することができます。
しかし、もし、そういう人が道徳的な感覚を持たないで大人になってしまうと、非常に冷血で残酷な態度をとることができます。

意志の点からいうと、めったにやる気を起こさないで、楽な状態のなかに安住することが得意なのですが、一度、やる気を起こすと、大きなことを持続してやることができます。

これは、エーテル体の特徴と似合っています。
エーテル体の一般的な特徴のひとつは、感情の動きに左右されないで、記憶を保持する働きや新陳代謝・消化器系の働きをつかさどっています。
粘液質の人は、自分のなかのエーテル体に非常に敏感ですから、自分の胃や腸が正常に活発に機能していると、とてもうれしいのです。
それで食べたり眠ったりすることが好きなのです。


憂鬱質の人の外見はとても冷静で内向的です。
顔の輪郭ははっきりしていますが、やわらかい印象を与えます。
態度と言葉使いはゆっくりしていて、慎重です。
友達と話していて、なにかしようというと、多血質の人のように「よし、しよう」という言葉が出てこないで、「どうしてするんだ?」というところから始まります。

感情は外の世界に対して客観的であり、一見、無関心のように見えます。
しかし、その内部に深い世界を担っており、魂はとても深刻な姿をしています。
深刻であるだけに、すぐに失望してしまったり、不満を抱いたり、苦悩に陥ったりしがちで、それ故非社交的で孤独で、ときには自殺を考えたりします。
自分を含め、人間に対して容易に失望してしまうものですから、人間嫌いになるわけです。

思考活動は活発で、とても探求心が強く、ものごとをそのまま受け取らないで、懐疑的な態度で接しようとし、それだけにとても注意力が発達しています。
独創性に徹しており、想像力豊かですけれども、固定観念にとらわれがちです。

意志の点から言うと、持続力がとてもありますが、生活態度においては単調になりやすいので、一緒に生活すると、とても退屈な場合も出てきます。

地水火風の地の世界、肉体にとても結びついています。
したがって、本質的に実在論者になりがちです。
自分の行動やものの考え方が肉体の重みをともなって感じられるために、なにかしようと思うとすぐに自分の肉体の殻に閉ざされて、もがけばもがくほど、自分自身の限界をますます感じてしまいます。


これらの説明はサイト「愛し合ってるかい」より引用いたしました


科学的にどうこう言うつもりはありませんが
なんとなく納得できることがたくさんあるんですよね
私の場合たぶん「多血質」に当てはまりそうです
血液型のそれとは違ってどの分類に当てはまるかは自己分析ができないと難しいかもしれません
でも「そうそう。。あるある」って感じがするんですよね
ヒポクラテスは科学的な医療の発展させた「医学の父」といわれていますが
心の問題まで踏み込んで医学を考えておられたんですね
そういう意味では今の医学でも最先端の発想なのかもしれません

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コメント

こんにちわ!
人の心のあり方を勉強させて貰えるブログって、
有難いですよね。
ほんと、日々勉強です。
四体液説って、初めて聞きましたが、とっても、
興味深いですね。
自分は、どれだろう?と思って読んでみましたが
結論が出ませんでした(笑

投稿: うさうさ | 2009/06/16 12:20

私も四体液によって人の気質を分類するのは初めて聞きましたがヒポクラテスならではだと思います
明確な基準がわからないのでどれに当てはまるかを判別するのが難しいでしょうね

投稿: ひろ | 2009/06/16 12:40

こんにちは。
私も、やや多血質系かな?などと思いながら読んでいました。血液型や星座と同じようにそれぞれの相性などもあるのでしょうか?バイト先の本屋さんでは、昔からあるバースディブックが新装され、去年の血液型本に続く自分探しのテキスト?を手に取る人が多いですね。

投稿: まきち | 2009/06/17 13:50

どうも どうも お久しぶりです(´-`)

いい悪いは別としてもこんな話が好きなんですよ
私もそういう本をつい手にとってしまうひとりかもしれません(笑

投稿: ひろ | 2009/06/17 14:18

ごぶさたしております久々のコメントです!
四体液説が面白すぎて、色々調べてしまいました。
誤解してしまうと危険な事もありそうだな、という感想です。

今度クラニオの研修を受けられる事が出来そうです
こちらも奥が深そう・・・

投稿: ひよっ子卒業? | 2009/06/27 12:32

お久しぶりです

あまり深みにはまると足を取られるかもしれませんよ(笑
内容よりもヒポクラテスの発想自体に興味を覚えます

クラニオは奥が深いからいくらでも勉強することがあるんですよね
私もけっこう深みにはまっているみたいです

投稿: ひろ | 2009/06/27 12:45

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