« 「腰痛」は終わる! | トップページ | 未決済 »

2009/05/19

広背筋

読んで字のごとく背中一帯に広くある筋肉です
このブログでも広背筋のことを書くのも何度目かになります

Photo_3
(動きの解剖学Ⅰ)
腰背部にあって一番表層にあり左右あわせると背中のほとんどの部分を覆うような筋肉です
マッチョな人を背後から見たときに逆三角形に見えるのは広背筋が発達しているからです
まるでモモンガやムササビの飛膜のようです
その作用は上げた腕を下げたり、腕を内側に回したりするのが主な仕事です
単独で説明するとピンとこないでしょうがいろいろな日常の動作でけっこう使うもんなんですよ

さてこの筋肉が言うことを聞かなくなるとたいへんなことになります
筋肉が言うことを聞いてくれないときはたいてい縮んで伸びないようになります
この図を見て縮んだ状態を想像していただくと
腕を上げるときに邪魔をしてしまいます
つまり腕を上げたら痛みが走るというパターンです
一般的に言われる五十肩なんかでもこの筋肉が関与しています
(この筋肉だけじゃありませんけど)
でも肩付近の痛みの場合必ずといっていいほど広背筋にアプローチをかけます

あと広背筋は肋骨の半分くらいを覆うようについています
筋肉の機能低下はえてして近所にある筋肉の影響を受けがちです
肋間筋が何らかの原因で筋拘縮気味のときに広背筋までが制限を受けることもあります

あるいは稀なケースとしては腰痛などで腰周辺の筋肉が弱っている場合
その表層にある広背筋が影響を受ける場合もあって
腰が悪いのに腕が上がりにくいということもあります
(五十肩のそれとは程度は違いますけど)

広背筋を触って異常を見つけても必ずしもそれだけの問題ですむとは限りません
筋拘縮による運動機能障害がある場合単純にそれだけをみるにとどまらず
関連する部位におけるいろんな可能性を視野に入れてやらないといけないということですな
ああ。。ムズカシ・・・

|

« 「腰痛」は終わる! | トップページ | 未決済 »

コメント

こんにちわ!
歯医者さんの歯石取り、2回目が終わり、
後1回。
少しホッとしているところです。
マッチョな人って、ほんと、逆三角形に
見えますよね。
広背筋が発達しているのですね。

投稿: うさうさ | 2009/05/19 16:07

最近、歯石取りをサボっています
痛みのあるときだけ通ったのに・・・

投稿: ひろ | 2009/05/19 16:28

こういう内容って難しいですね。
幸い、腕を上げたら痛みが走るって事がないので、ますます実感がわきません。
でも最近、たまに肘や膝が痛いのが気になります。
コンドロイチンやグルコサミンのサプリメントをたまに飲む事もありましたが、最近はすっかり飲み忘れてます。
特に最近、左膝をついて立とうとすると、たまらなく痛いです。
母も膝など悪かったので、私も似てるのかなと思っています。
加齢で仕方ないのでしょうかね。

投稿: persian | 2009/05/19 18:03

書いてる方も難しかったりします(笑

該当する症状をお持ちの方にはある程度納得のいく説明をしているつもりなんですけどね
この筋肉のネタで書くのも何回目かになるんですが何年後かに反響がでてくると思います(笑

膝の痛みもまたなかなか治らないので厄介です
加齢で仕方がないとはいえ、歩けなくなったらそれでは済まされなくなります
無理をせずに時間をかけて治していってくださいね

投稿: ひろ | 2009/05/19 18:21

ここ2、3か月ほどでしょうか、夫が右肩に五十肩とは違うのですが、激痛に襲われ大変でした。でも、最近一時期より快方に向かっているらしいのですが。。。整形外科に行ったらテニス肘だと言われ、湿布をもらって来ました。貼っていたのですが、もう終ってしまいました。
仕事でPCを使うので、どうにも右手は使わざるを得ない、手を止めるわけにいかない、医者に行く暇もない、だからどんどん悪くなっていくという感じだったので、心配だったのですが、良くなってるというのを信じたいです。
もう少し経てば、仕事も一区切りつくらしいので、少しは良くなるかなと思っています。

投稿: coply | 2009/05/20 00:01

普通は休ませれば治っていくはずなんですが・・・
そこまで根を詰めてテニスをなさったんでしょうか?
そこらへんに若干のぎもんはありますが・・・
なんとも判断しにくいところです
いずれにしてもテニスは当分おあずけですね

投稿: ひろ | 2009/05/20 07:54

あ、書き方が悪くてすみません。
テニス肘のような診断が下ったということで、テニスはしていません。そんなオシャレな人じゃありませんので(笑)。
根をつめて仕事していたということですね。
今日、出張先から帰ってきたら「また調子が悪くなってる」と言っていました。
時の流れに身を任せるしかないようです(違)。

投稿: coply | 2009/05/21 00:45

なるほどそうでしたか・・・

テニス肘って使いすぎが原因で炎症を起こしている状態をいいます
ただ仕事などの日常生活で肘に極端な負担をかけるような動作はほとんどないと思います
ぶっちゃけでいいますとテニス肘に類似したという診断には疑問を感じます

ここから先は推測にしか過ぎませんので信憑性は低いかもしれませんが
ひょっとしたらご主人は首の骨の付け根の部分〈頚椎6~7番から胸椎1~4番あたり)に強いコリがありませんか?
場合によってはそのあたりに強いコリが影響して肘あたりに痛みを発生させるケースもあります

見分け方としてテニス肘なんかの場合は肘の曲げ伸ばしに痛みを伴いますが
私の指摘するようなケースでは肘の曲げ伸ばしの際には痛みはなく、むしろ何もないとき突然痛み出すことが多いのです

もし私の言うようなケースですと下部頚椎から上部胸椎にかけてホグしてもらうのも有効です(けっこうひとすじなわではいきませんけどね
それとこういう場合ストレスが原因でそうなる場合もありますので、愛情たっぷりのお料理を処方してあげてください

投稿: ひろ | 2009/05/21 08:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 広背筋:

« 「腰痛」は終わる! | トップページ | 未決済 »