「腰痛」は終わる!
以前にご紹介した「サーノ博士のヒーリング・バックペイン」のTMS(緊張性筋炎症候群)理論を日本に広めた長谷川淳史氏の著書です
本当は氏の「腰痛は〈怒り〉である」を先に読みたかったのですが
ブックオフで半額で売っていたので急遽予定変更(笑
いや~~病院で行われる腰痛治療に対する批判は鋭いですね
こと細かなデータとともにその説明がなされています
例えば今までに腰痛の症状のない人にCTスキャンを受けさせた結果
40歳未満では19.5%、40歳以上では26.9%の人に椎間板ヘルニアの診断が下ったそうです
アメリカで行われた別の実験で腰痛経験のない人にMRIを撮って画像所見を下した結果
21~36%が椎間板ヘルニア、34~93%が椎間板変質と判断されたそうです
だから痛みとヘルニアはイコールの関係ではないということなんですね
このほかにも迫力ある批判がほとんど最後まで展開します
また批判のあとには必ずご自身の「TMSジャパン」の成果をたたえた「体験談」をちゃっかりと組み込むあたりは多少意図的なものを感じざるを得ません(笑
オステオパシーについても批判とまではいきませんが少し触れられています
オステオパシーのことを椎骨矯正の手技療法ととらえておられるようですが
黒く描いておいてから、その黒さを批判するような説明方法には疑問を持ちます
個人的には興味のあるTMS理論の詳しい説明を聞きたかったのですが
肝心の部分がちょっと薄く批判本の印象になったのが少し残念ですね
出し惜しみかな?
「腰痛は〈怒り〉だ」を読めということなのかな?
それとも入会しろということかな?(笑
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コメント
一瞬、腰痛『館』は終わるって読んじゃいました。
たいへん失礼しました。(人><。)ゴメンナサーイ
他は否定しておいて、自分のところはこんなに素晴らしいよっていう、こういう手柄本ってどうなんでしょうねぇ。。。
マイナス面だけでなく、それぞれのプラス面も書いてあるといいのにね。
投稿: 眠り猫 | 2009/05/18 13:42
腰痛館・・・
本日は21時をもって終了させていただきます
でも明日の朝9時から営業いたします〈爆
その内容には私自身も非常に興味を持っています
「サーノ博士のヒーリング・バックペイン」というのを読んで面白かったんですが
本一冊くらいで詳しいことは教えてもらえないようです
投稿: ひろ | 2009/05/18 13:57
椎間板ヘルニアの診断率の高さに驚きました。腰痛になったことのない人でもそうなら、腰痛の症状のある私は確実にそうかもしれません。怖いです。
確かに、他の批判ばかりしておいて、自分を上げる方法はどうかなとも思いますが、それでもひろさんが興味を持たれる本の内容、引きつけるものがあるんでしょうね。
ぜひ、入会してください(違)。
投稿: coply | 2009/05/18 23:57
年齢によりある程度身体の器質的な変化はでてきて当然だと思います
それが実際に腰痛に関連しているのかどうかの判断は難しいと思います
だからといってすべてを心理面に結びつけるのはいささか論理の飛躍もありそうなんですが
腰痛と心理面はこういう関係の仕事をしている人なら誰でも感じているはずです
それを理論的に説明したサーノ博士の功績は大きいと思います
お金ないから誰か入会して教えてくれないかなぁ
投稿: ひろ | 2009/05/19 07:56
二本足で歩く以上、腰痛はなくならないでしょうね(^^;
痛くない人がうらやましい~
投稿: みさりん♪ | 2009/05/19 18:45
昔から言われるその説も微妙なところだと思います
難しいことはわかりませんが・・・(笑
投稿: ひろ | 2009/05/20 07:48