グロリュー ビートルズ・ピアノ名曲集Ⅰ
音楽のアレンジってすごい魔力を持ちます
同じ曲でもアレンジを変えたらまったく違う曲に聞こえたりします
むかしFly me to the moonという有名なスタンダードナンバーも
元々はワルツ調だったとか・・・
そのころはたいして注目されてなかったのが
ボサノバでアレンジしたとたんヒットしたということもありました
日本でも数年前に我々が学生時代に聴いた懐かしい曲を
ヒップホップにアレンジしてカヴァーするのが流行りました
「なごり雪」や「贈る言葉」をヒップホップで聞かされると
さすがに違和感を覚えましたけど・・・
このアルバムには恐れ入りました
どこから聴いてもクラシックにしか聞こえません
真剣に聴いているとどこかで聞き覚えのあるメロディーだなという感じです
1. イエスタデイ (ショパン風)
2. レット・イット・ビー~ヘルプ (シューマン風)
3. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ (モーツァルト風)
4. ヘイ・ジュード (バッハ風)
5. ミッシェル (ラヴェル風)
6. イエロー・サブマリン (ベートーヴェン風)
7. ガール~オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ (ブラームス風)
8. イン・マイ・ライフ (ドビュッシー風)
9. 悲しみをぶっとばせ~レディ・マドンナ (リスト風)
10. ア・ハード・デイズ・ナイト~涙の乗車券 (ヘンデル風)
11. ハロー・グッド・バイ (サティ風)
12. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン (ガーシュイン風)
13. 一人ぼっちのあいつ~アイ・ウィル (メンデルスゾーン風)
14. サムシング (グリーグ風)
15. ペニー・レイン~エイト・デイズ・ア・ウィーク (グロリュー風)
面白いもので有名な作曲家の特徴をうまくつかまえてそれらしい雰囲気にしているので余計に納得して聞いてしまいます
いわば音楽の「物まね」
こんな芸当はよほど感性が鋭くないとできないでしょうね
鬼才と呼ばれるベルギーのピアニスト フランソワ・グロリューの面目躍如かもしれません
そういえばむかし清水ミチコが「幸せの骨頂」というアルバムで似たようなことをやっていたような記憶があったようななかったような・・・(笑
ちなみにこのアルバムとてもイメージから想像できないこの方からお借りしました(笑
ホンマにこんなん聴いてるのん?(^◇^)
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コメント
ビートルズもいずれクラシックになるとか言ってる人がいましたが、これは、有名な作曲家の特徴をとらえてそれらしい雰囲気にしてるのですね。
聴いてみたいですね~。
投稿: persian | 2009/04/17 20:28
ひろさん、
persianさんが言われる通り、ビートルズもいずれクラッシックになる(=それほど世に残り、後世の人々にも聞かれる)と言われてますね。
それにしても、クラッシック調のビートルズですか。これは目新しいですね。私も聴いてみたいなあ。
投稿: coply | 2009/04/17 23:56
persianさん
もう一枚ビートルズナンバーをオーケストラで演奏したアルバムを持っていますが、これは有名な作曲家のタッチを真似た、いわばモノマネアルバムとしての楽しさがあります
説明を見ながら曲を聴いていると妙に納得します
coplyさん
ビートルズは学校の教科書に載るくらいですからね
100年たったら立派なクラシックとして扱われるでしょうね
投稿: ひろ | 2009/04/18 07:51