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2009/04/29

一喜一憂

ズバッとひとつの矯正で症状がなくなればカッコいいですよね
下肢のいやな痺れを取るときにはカウンターストレインが効果的
多くの場合腰椎の4番と5番辺りに狙いを定めて技をかけます

ここのところどういうわけか病院で腰椎椎間板ヘルニアだと診断を受けた方の来院が相次ぎます
ヘルニアといってもその状況によって千差万別なのですが
手術の必要性がなく保存療法を継続されている方が来られます

狙い通りに痺れがなくなるとうれしいもんです
もちろん私よりも本人さんの方がうれしいに決まってます
でも世の中そんなには甘くありません
そうそう簡単に消えてなくなるほどヘルニアも甘くないのです
実際には一回や二回の施術ですむケースはごくまれで
何度もお越しいただいて少しずつ楽になっていくのが通常で
場合によっては何度やってもまったく効果が出ないときもあります

それでも思い通りにいくとお互いに喜びます
ただこんなケースでは再び日常生活を繰り返すうちにぶり返すことも少なくありません
「せっかく良くなったのに・・・」
喜びも大きい分、失望も大きくなります
何回か通って繰り返すうちに心が疲れてしまうこともあるでしょう

本人さんの気持ちもよくわかりますが
予測できる範囲で元に戻る(悪くなる)だろうということを先に告げておき
できるだけぬか喜びさせないようにします
それでも悪い箇所の量的なものが少しずつ回復していけば少しずつ良くなったという実感はわいてきます
本当に喜んでいただくのはそのときまで待っていただきます
一喜一憂すると心が疲れるんですよね
ある程度長い目で見ないとどうしようもないことだってあります

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コメント

こんにちわ!
>ひとつの矯正で症状がなくなればカッコいいですよね
ほんと、理想はそうなのでしょうね。
ヘルニアの方も、色んな症状があるのですね。
一喜一憂すると心が疲れる、分かる気がします。

投稿: うさうさ | 2009/04/29 16:02

気持ち的には一日でも早くよくなりたいというのが人情です
こちらの方もできればそうなればいいとは思っていますが
現実は思うようには行きません
期待を裏切られてガッカリするのもつらいですからね

投稿: ひろ | 2009/04/29 16:09

>一喜一憂すると心が疲れるんですよね

そうですね、これは日常生活において何にでも当てはまりそうですよね。
一喜一憂してると確かに心が疲れます。私もなんかこう、ブレない生き方みたいなのをしてみたいです。

投稿: coply | 2009/04/30 00:30

一喜一憂するとそのときの振幅にもよりけりですが
印象的なことだけが頭に残り客観的評価ができなくなることもあります
当事者にしたらその状況での心の問題って大きいんです

投稿: ひろ | 2009/04/30 07:54

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