« 機能美 | トップページ | GI値 »

2009/03/30

腹式呼吸

ここ数年呼吸に興味を持っています
誰に教わらずとも呼吸はできます
むしろ呼吸ができなければ生きていることができません
その重要性については議論の余地もないはずです
「自ら」の「心」と書いて「息」と読みます
肉体として存在するにあたり必要な呼吸ではありますが
どうやら心の問題にも大きくかかわることは大なり小なり皆さんがご存知のはずです
緊張したときには深呼吸をして息を整えます
うれしさのあまり興奮したときは息を弾ませます
人の心と身体の両方に密接な関係を持つ呼吸
興味を持たないわけには行きません

何人かのプロのボーカリストと関わりを持つようになったのもきっかけの一つだったかも知れませんが
アレクサンダー・テクニーク」の本を読むようになったり
尺八の呼吸法「密息」の本も読んだりもしました
悲しいかな実際にレッスンを受けたわけではなく書籍による知識だけなもんで怪しい部分も多いとは思いますけど・・・
さらにはヨーガの呼吸法(調気法)をやってみたりもしました

それぞれがそれぞれの目的があり特徴があり微妙に違うようですが
すべて共通したことは腹式呼吸であるということです
肋骨(胸郭)を広げてするのが胸式呼吸であるのに対して
主に横隔膜の上下動を使ってするのが腹式呼吸です
(細かい方法についてはいろいろありますがここでは割愛します)
この腹式呼吸は健康にいい・・・
世間一般でこんな評価がされているようです
その理由についてひとつ私が注目したいのは腹圧
単純に横隔膜を上下動させるだけではなく
お腹の空気圧を上げたり下げたりすることにより
横隔膜を自在に操るという要素が重要なんじゃないかな?こんなふうに思います

Photo
(挿絵:音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと)

横隔膜を上下に動かすといっても
横隔膜は他の筋肉と同様収縮しかできません
この場合上に膨らんだ横隔膜を収縮して、その位置を下げ胸郭を広げ息を吸います
腹式呼吸で息を吐こうとするときには横隔膜を弛緩させると同時に腹横筋などを使いお腹の内側に圧力をかけます
腹圧の上昇が横隔膜の弛緩を助け力強く横隔膜が上昇します
この呼吸という動きを継続してみるとわかりますが
お腹の空気圧が上がったり下がったりされます
そのとき圧力がかかるのは横隔膜だけではありません
お腹(腹腔)にあるすべての内臓に対して圧力がかかります
腹式呼吸をリズミカルに行うということは内蔵に対してリズミカルに圧力を加えるということにつながります
あたかも内臓にマッサージをしているかのように・・・
そこから得られる結果としては内臓の血液の循環がよくなるはずです

ここ数年大腸ガンが増えているそうです
一昨年には女性については大腸ガンがトップになりましたが
いずれ男性も大腸ガンがトップになるだろうとも言われています
ガンの好発条件としては35度くらいの体温というのがあるそうです
つまり身体の中の冷えた部分がガンになりやすいということになります
現代人はストレスがかかりすぎているんでしょうかね
たぶんそれが原因で大腸ガンになる人が増えているんじゃないかと推察しますが
ストレスで動きの鈍い冷えた大腸を暖める方法としてマッサージをするのもひとつの方法だと思うんです
(これで大腸ガンが治るというわけではありません)
もちろん手術のようにお腹を切り開いてマッサージなんてできるわけありません
だからこそ腹式呼吸でお腹の空気圧を上げたり下げたりすることにより
マッサージ効果を大腸に与えることができるわけです
もちろん大腸だけではありません
胃や肝臓、膀胱に子宮・・・
腹圧を上げ下げすることにより刺激を与えることはできると思うんです

呼吸ですからいつでもどこでもできます
それが長年の習慣になったならば内臓も多少は強くなると思いませんか?
実際にヨーガだけじゃなしに腹式呼吸をしている人は元気で長生きな人が多いように思います
「どんなやり方をすればいいですか?」
そんな質問もよく出てくるのですが
私はどんなやり方でも差し支えないと思います
むしろ大事なのは呼吸というものに意識を向けて丁寧な呼吸を心がけ
できれば最後は自然に腹式呼吸ができるようになればいいと思います

|

« 機能美 | トップページ | GI値 »

コメント

この腹式呼吸法の説明、大変わかりやすいと思います。
私にもよ~く理解できました。
私も、村木弘昌氏著の『健心・健体呼吸法』という本を読みました。

投稿: ゆうじ | 2009/03/30 08:14

お褒めいただきありがとうございます

もっと深く勉強すればもっといろんなことがわかってきそうな気がします
『健心・健体呼吸法』も機会があれば読んでみたいです

投稿: ひろ | 2009/03/30 08:25

こんばんわ!
腹式呼吸が出来たら、上手に唄が歌えるかな?(笑
今は、大腸がんが、そんなに多いのですか。
母が、今日、泌尿器科を先週に引き続き受診したら
尿に濁りがあり、石、1cmくらいのがあるので、
2日に砕く手術をするそうです。
1日の入院なのですが、私としては、萩へ行くべきか
ちょっと考えています。
行って、どうとなる訳ではないのですけどね。
姉ばかりに任せておくのもという気持ちもあって。
親が年を取ると言う事って、大変ですね。

投稿: うさうさ | 2009/03/30 23:14

腹式呼吸が上手にできると安定的に大容量の呼吸が可能になります
しかも胸を振動させるような声の出し方になりますので声の響きが断然変わります

お母様のことも去年あたりからずいぶんと心配ですね
私の母親も年をとるに従いいろんなことが起きています

投稿: ひろ | 2009/03/31 07:38

久しぶりにお昼寝を長くしてくれているので、ゆっくりブログを読ませていただきました。
この文章読んでると、なぜか複式呼吸になりますね。(^^)
内蔵マッサージっと。
これ、生徒さんたちにも早速教えてあげていいですかあ??
なんか腹式呼吸が止まらないっ

投稿: もんち | 2009/03/31 14:25

これまでいろんな腹式呼吸の本を読みましたね
ウチにこられた方でもカラオケで健康を取り戻した方もいます
結局腹式呼吸が習慣づいたんでしょうね
いい歌い方は聞く人のみならず、本人の健康にも影響します
ぜひとも生徒さんたちにも伝えてあげてください

あと一週間たらずで一歳か・・・
早いもんです

投稿: ひろ | 2009/03/31 14:32

密息に関しては、やはり尺八の呼吸法なので、実際に尺八を吹いてみるのが一番だと思います。

とはいえ、尺八はかなり高価ものなので、敷居が高いのも事実と思います。

で、ネットで検索してみたら、こういうものを見つけました。
http://www.fides.dti.ne.jp/~sogawa/pvc.html
こちらのページではホームセンターで数百円程度で買える水道管(塩ビ管)を使って、尺八らしきものを作る方法が掲載されています。

また、竹竿を使って尺八もどきを作る方法を紹介するページもありますが、こちらの場合は節を抜いたり、中をやすりがけしたりでかなり難易度が高いです。

それに比べると、最初から管になっている塩ビ管を使う方法は、指定された長さに切断したり、穴をあけたりするだけなので、かなり簡単に作ることが出来ます。

昨日、自分でも作ってみました。
とりあえず、今の段階ではやっと「ピーヒャラ」音が出始めたところです。

練習の方はyoutubeでも、尺八の吹き方の動画が投稿されているので、それを見ながら挑戦してみたいと思います。

投稿: 我無駄無 | 2014/02/10 16:04

ここ5~6年ヨガでいろいろな呼吸法を実践しています
手を広げすぎてしまうよりそちらに集中したいと思います

投稿: ひろ | 2014/02/10 16:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47311/44497909

この記事へのトラックバック一覧です: 腹式呼吸:

« 機能美 | トップページ | GI値 »