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2009/02/13

状況に応じた走り方

走るとひと言でいってもいろんな走り方があります
長距離走と短距離走でも筋肉の使い方も違います
けっこう私が得意とするのが足を触って競技を当てること
スポーツ選手(もしくは昔スポーツをやっていた人)の足の筋肉のつき具合で競技を当てたこともあります
陸上選手のように前を向いて走るスポーツもあれば
球技などは縦横無尽に走りますので発達する筋肉が微妙に違ったりもします
もちろん百発百中というわけではありませんので
お遊び程度で当てて楽しんでいるだけのことですが
それだけ走り方はいくつもあるということです
いや、同じ競技の中でもおかれた状況により微妙に違いもあるようです

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月刊トレーニングジャーナル3月号

今月の特集は「状況に応じた走り方」
今月はとりわけテクニカルな内容が多くて難しかったです
元々はスポーツの世界は門外漢なのでこんなもんなんでしょう(笑

私が食いついたのは「野球の中での走り」
野球といっても走塁と守備の走り方は違いますし
内外野のポジションによっても違うのはもちろんのこと
ファーストやサードに比べて二遊間のポジションでは前後の動きは少なく左右の動きが多くなり、それに伴う足の運びも違うはずですから野球という競技の奥深さを感じてしまいます

ここで興味を持ったのは「骨盤を前傾させる」という共通姿勢
最近、骨盤が後傾した選手が多くなったそうですが、これも日常生活でフカフカのソファーに座ったり骨盤が後傾する条件が増える一方、骨盤を前傾させる正座なんかは逆にする機会がドンドン減りつつありますもんね
中には正座したら足が短くなるなんて迷信みたいなことを信じる人もいるくらいですから・・・
「骨盤を前傾させる」とは言い換えれば背骨を伸ばした(伸展)状況のこと
この姿勢が股関節を使いやすくすると書かれてあります
骨盤の話よりも足の上に乗っかってる上半身をイメージしていただけるとわかりやすいのですが
安定した状態で足の上に上半身が乗っかるためには
股関節をまたいで付着する筋肉が前後においては
バランスのいい力加減でそれぞれが緊張していることが重要な条件です
話が長くなるので具体的な説明は別に機会にさせていただきますが
バランスのいい緊張状態であればさほど大きな力を必要とせず
動き出しのときのためにパワーを温存することができます

骨盤が後傾した状態だと立っているだけでも余分な緊張を強いられ
動き出しのときに余分に入った力がブレーキの役割を果たしたり
立つことに力が要るのでその分パワーロスすることもあり
わざわざ一度楽に動ける姿勢の戻してから動き出さなければならず
ワンテンポ動作が遅れたりもします
だからここで書かれているように骨盤が立った状態、すなわち前傾した状態がいいわけです

私見を付け加えさせていただくと
ひとつだけ問題があるとすれば自然にその姿勢になっていなければ逆効果の場合もあり
骨盤を前傾するのに余分な力を入れてはいけないということです
普段なれない姿勢をするためには、それなりの意識付けが必要です
そのために力んで前傾をしてしまっては股関節の動きも帰って悪くなる可能性もあるので、あくまでもリラックスした状態で前傾ができることが必須です
ちょうど操り人形のように頭の上から糸で吊るされているかのように、脱力状態でその姿勢が取れたら一番いいと思います

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コメント

体のバランスが崩れると普通の姿勢を維持するのにもエネルギーが必要となるのだそうです。きょう日の若者が疲れた顔をしているのはそのせいだと聞いたことがあります。アスリートも同じなんですね。

投稿: かなややすひろ | 2009/02/13 10:36

姿勢維持は必要最小限の力で行うべきです
無駄な力を消耗して疲労するばかりではなく
流れるような動きに対してブレーキをかけるそうです
武術系の本にこんなことが書いていました

我々がリラックスした状態に導くことの意味を垣間見たような気がします


話は変わりますが、今「スティルネス」を読んでいます
どこか遠くの世界に行ってしまいそうです(爆

投稿: ひろ | 2009/02/13 11:07

こんにちわ!
骨盤って、お産した時にずれるって、
聞きますね。
なので、産後、矯正したらいいとか。
育児に忙しくそんな時間ないですよね。
正座は、ほんと減りつつありますね。

投稿: うさうさ | 2009/02/13 17:27

ウチにもたまに産後のお母さんが骨盤矯正にこられます

私はあぐらより正座の方が長く座っていられるんですが
最近はまったく正座ができない人もいますからね

投稿: ひろ | 2009/02/13 17:32

姿勢を正すのはホンマに難しいですね。
ダンスをしている人に頭のてっぺんから吊り上げられているような感じで、みぞおちからグッと上に伸びるように。なんて言われ、その時はナルホドって思うんですがねf^_^;

投稿: うどん好きのあゆ | 2009/02/13 17:49

ふつう違う姿勢や特別な動作を命じられたときって力が入ります
ところがいい姿勢というのは極力力を抜けば自然とそうなるもんなんです
その辺が意識と現実のギャップでかえって難しいところなんでしょう

某釜揚専門店の大将が言ってましたが
美味しいダシを作るコツは「引き算」だそうです
共通したものがありそうです

投稿: ひろ | 2009/02/13 18:03

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