使い痛み
長年同じ仕事を続けていると疲れもたまってきます
だましだまし使ってきても何かの拍子に痛み出すことがあります
「使い痛みですか?」
身に覚えがある方はこういう質問をなさいます
素直に「そうですね」といってあげればいいのですが、あえてこんな言い方をします
「いや、使い方が足りんのですわ」
こういわれるとムカッとしますよね
別に逆らって喧嘩を売ろうというわけではありません
仕事上の動作や姿勢はほとんどの場合一定方向に偏ります
同じ筋肉を同じような使い方をして疲れがたまる
その結果として痛みが発生するのだから「使い痛み」といっていいかもしれません
だからといって仕事をしないわけにはいきません
どうすれば疲れをためずに、痛みを起こさないように過ごせばいいか?
一定方向に対する動きしかしないからいけないんですよ
それ以外の方向にも大きく動く習慣をつけることにより
仕事で疲れて拘縮した筋肉を伸ばせば、その部位に血液が流れ込み疲労回復の手助けになります
一日にわずかな時間でもいいからいろんな方向に体を動かしてみましょう
世間ではこれを体操と呼びます
何だっていいんです ラジオ体操なんて理想的ですよね
普段の生活で動かさない筋肉を動かさない方向に動かす
これで全身の血流もよくなりバランスが取れます
「アクティブレスト」なんて言葉もあります
いうなれば「積極的休息」ということです
じっとしていることだけが疲労回復できるとは限りません
軽く体を動かすことにより疲労が取れることだってあるんです
野球のピッチャーだって長いイニングを投げて疲れて降板した後
軽いキャッチボールをやっています
あれも酷使した筋肉に血液が回りやすくなるという理由でやってるんです
「普段から運動してましたか?」
「いや、やってませんでした」
「ねっ!! だから身体を使い足りないんです?」
とこんなお話になるんです
一生懸命働いたから、後はじっと休みたい
その気持ちはよくわかるんですけど
使っていない箇所を動かすことや、使いすぎた箇所を軽く動かすことによっても疲労はたまりにくくなるということも覚えておいてください
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コメント
そう言われればそうですね。
最近、スポーツクラブにも二ヶ月は行ってないと思います。
疲れてるのに、わずかな自由な時間にわざわざまた疲れに行かなくても・・・という気持ちもあったのです。
その代わりに整骨院に結構行ってます。
その時は楽になるのですが、最近は翌朝にはもう辛くなってます。
運動不足なんでしょうね。
投稿: persian | 2009/01/19 09:57
我々の仕事も含め外部的な力により血液の循環もよくなり疲労回復もできるんですが
所詮普段から習慣的に行う運動とは比較になりません
意外に軽く運動した方が疲労が取れるという事実は知ってもらいたいですね
投稿: ひろ | 2009/01/19 10:05
使い痛みって初めて聞く言葉です
身体の筋肉すべてを,しっかり使える仕事なんて,ある訳無いですよねぇ☆
投稿: ヒヨッこです | 2009/01/19 15:51
「使い痛み」は「一生懸命仕事した」と同義語で使われているような気がします(笑
たいてい同情してほしいときにそういわれます(='m') ウププ
スポーツなんかでも全体の60%程度しか使わないって聞いたことがあります
ホントかどうかわかりませんが・・・
投稿: ひろ | 2009/01/19 17:00
同じ筋肉って、同じような使い方をしているものなのですね。「使い痛み」って初めて聞きました。
最近、右の腕が痛くて・・・。
多分、年末、大掃除をする際、手を振りすぎて、はたきをかけ
このようになったのでは?と自分なりに思ってます。
あまりに痛い時は、湿布を貼ったりしますが、たまに下側と上、
貼る位置を間違えたり。
間違えるくらいなら、痛くないって、相方に言われました(笑
投稿: うさうさ | 2009/01/19 22:30
「使い痛み」って大阪だけの方言なんでしょうかねぇ?
大掃除のときはそれこそ普段しない動きで筋肉もびっくりするんでしょうな(笑
投稿: ひろ | 2009/01/20 08:02