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2009/01/31

上海スウィング

ジャズを聴くとき多少身構えてしまうことがあります
クラシックのそれとは比べ物にはなりませんが
やはり歴史のある音楽だからある程度の敬意をもって聴いているようです

Syanhai
上海スウィング

太平洋戦争以前、中国に駐留していた軍隊の間で流行っていたジャズを集めたというアルバム
オムニバス形式でたくさんのアーティストが参加しています
古い曲が多いのですがアレンジは現代風になっています
どちらかというと本格派のジャズというよりもカジュアルな感じが強く
肩肘張ることなく楽しく聴けます

ヴィレッジヴァンガード限定販売だそうですが
去年の今頃ぶらっとお店に入って流れていたのがこのアルバム
私が好きな「On a Slow Boat to China」がポップスみたいに歌われていて
思わず足を止めて聞き込んでしまいました
なんとなくおもちゃ箱みたいなアルバムで
古い曲を新しい感性で料理しているのでなんとなくノリで買ってしまいました


the fascinationsがヴィブラフォンで演奏する「Stardust」はけっこうお気に入りになって携帯の着メロとして使っています
理屈ぬきで楽しめるお気軽なジャズっていいですよ

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2009/01/30

8000

先ほどいただいたみさりん♪のコメントが8000件目となりました

みなさまいつも温かいコメントをありがとうございます
これからも気軽にコメントを入れていただけるととてもうれしいです

知らん顔されるとへこみます

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ガッツポーズ

Guts


先日大相撲で優勝した横綱朝青龍のガッツポーズに批判の声が上がっています
朝青龍のガッツポーズに“物言い”
何かと話題に上るひとです(笑
しかし当の本人は優勝した喜びを素直に表現しただけで
非難される理由がないと思っているようです
それに朝青龍関だけではなく多くの力士が土俵上で明確な感情表現をするようなシーンがたびたび見られます

伝統を重んずる大相撲では土俵上でガッツポーズをとるなんて品格に欠ける
というような論調で批判が続出しているようです
その前になぜガッツポーズをしてはいけないのでしょう
ガッツポーズがいけない理由を検証しないままダメだといわれても納得できません

かつて高校野球でガッツポーズをとったら怒られましたね
でもプロの選手や他のスポーツで当たり前のようにガッツポーズをとるようなご時世になってからは、あまりうるさく言われなくなりました
むかし阪神の掛布選手はホームランを打ってもガッツポーズをとりませんでした
相手投手の気持ちを考えたらガッツポーズは失礼だとかおっしゃってました
「礼に始まり礼に終わる」武道の精神に由来する相手に対する敬意と思いやりの心から来ているようです

以前、私は感情を押し殺し喜びを表現できないことは人としてゆがんだことだと思っていました
プロスポーツならば素直に喜びを表現してこそ見るほうも感動できると思っていました
素直にでる感情は決して相手に対し失礼にならないというように考えていたのです

ところが最近になってヨガとか「氣」などの東洋の概念を勉強したりする機会が増えました
気が昂ぶったり、落ち込んだりすると適正な判断ができなくなったりすることもあるようです
常に安定した精神状態でいることの価値というもの考えるようになりました
「我未だ木鶏足り得ず」双葉山の有名な言葉です
何があっても動じない本物の強さを未だ身に着けていないというような意味です
本当の強さとは何があっても安定した精神を持つ人間のこと
相手の気持ちを重んずることだけじゃなく
強い精神力と強い身体を持ち合わせた状態を真の強さとするからなのでしょう

「心・技・体」と大相撲では当たり前のように言いますが
心の重要性を納得行くまで横綱に説明してやれる人がいるのでしょうか?

西洋的な発想で相撲をスポーツと捉えるならば朝青龍関のガッツポーズはアリでしょうし
日本的な発想で武道と捉えるならばガッツポーズは言語道断ということになるでしょう
事の善悪の問題ではなく思想や文化の問題も絡んでくるからややこしいですね
「力」と「技」にしか価値を見出せない人にいくらいったとしても馬耳東風でしょうし

私が思うに朝青龍関・・・
他の力士には勝ちましたので、相対的には強いのでしょう
しかし謹慎したときの精神的なひ弱さを露呈したことから
自分自身の精神をコントロールできない弱さをお持ちのようにお見受けします
不幸なのは周りにおられた師匠をはじめとする先輩方にも木鶏足り得た人がひとりもおられなかったことかもしれません

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2009/01/29

当選

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見事当選をはたしました

切手シートを・・・
しかも二組も・・・

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ここ10年間で最高の結果です

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ひそかにこれを狙っていたのですが・・・
20数年前に1等賞の14インチのテレビが当たったことがありましたが
あれで人生すべての運を使い果たしたのでしょうか?
それでも小さな幸せが胸にしみる今日この頃です

で・・・
午前中ヒマだったので朝いちから郵便局へ
他の用事も済ませ、切手シートもいただきました
そのついでに開店直後のこちらへ

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喜連瓜破イオン3階フードパークにある丸亀製麺です
一年ほど寄り付かないと思ったら今週二回目の利用です
開店直後でまだうどんが茹で上がっていません
天ぷらも何ひとつ揚がっていません

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せっかく茹でているのを待つならば釜たまですよね
茹で上がった麺に落としたのは温泉玉子
機械での湯切りが悪かったのか?冷めたのか?釜たまらしく固まりにくかったです

それでもモーニングうどんを楽しみます
少し待ったからか?「麺、少し多い目に入れときましたからね~~」なんて・・・
うれしいじゃないですか(´-`)
ここにもささやかな幸せがあります

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2009/01/28

ツボに訊け!

たまに「鍼に行ったんですけどあまり効果がなかったんです」
こんなことを言われる方がいます
そこでことさらにオステオパシーのよさを売り込みたいところですが
変わり者の私はこう答えます
「鍼をなさる先生にも上手い方もおられるでしょうし、下手な方もおられるでしょう」
「たまたま運悪く上手い方に当たらなかっただけじゃないですか」
「我々のオステオパシーの術者でも上手な方もいますし、下手な方もいます」
こんな風にいうと私がさも上手そうに聞こえるかもしれませんが
そういう意味ではありません

国家資格の有無を問わずいろんな手技療法が存在します
そのなかでも長い歴史のあるものはそれなりに効果があったからこそ存在するわけです
たいした効果がなければどこかで消えてなくなっていたはずです
ただそれぞれ素晴らしい手技療法でも術者自身の技術や知識の問題として未熟なひともいます
受ける方としてはその辺の見極めが難しいと思いますし
単に技術や知識だけの問題ではなく個人の考え方や環境などの条件が複雑に絡み合うともっとややこしい問題も出てくると思います

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ツボに訊け!―鍼灸の底力 寄金 丈嗣

よく拝見しているブログでこの本を知り取り寄せました
自らが鍼灸師である著者が業界の裏表を書いています
単なる暴露本というわけではなく鍼灸の世界の問題点や鍼灸の素晴らしさを客観的につづっているので読み応えがありました
ここまで書いていいのかなと思うほどズバリ踏み込んだ表記が多く痛快そのもの
久しぶりにに夢中で読んでしまいました

いい鍼灸院とそうでないところの見分け方なんかもドキュメンタリータッチで書かれてあって思わず笑ってしまいます
まったく鍼のことを知らない女性ライターに鍼灸院で施術を受けさせ
ミシュランのように採点してしまおうという企画はなかなかのものです
女性ライターの軽いノリと付け加えられた解説のギャップが面白い
ここで登場するスナックの二階にあるいかにも怪しい鍼灸院はいいですね
怪しいけれど腕が立つ・・・って感じで
女性ライターがどこも悪くないことを見抜き、なおかつ施術の効果も抜群
こういう先生はまさに私の憧れとするところ
怪しいことにかけては私も負けず劣らずですが
腕の方はとなると多少の疑問符がつきます(笑

この本は鍼灸のことが書かれていますが
整体でも同じようなこと当てはまり、私も身に覚えがあることがいくつもありました
こんな仕事をしていると周りのことが見えなくなり
独りよがりな発想で仕事をしていることがあります
反省点がいくつもあったのでこの本を読んだ甲斐があるというものです
業界の方が読まれてももう一度客観的に自分を見つめなおすこともできますし
誰のために仕事をしているのか再認識できると思います
また一般の方がいい治療院選びをするとき役にやつと思います

一般の方は「ツボ」というものに鍼をさしたら
スイッチを押すごとく効果が出るとお考えかもしれませんがそんな単純なものではありません
東洋医学の世界観とともに鍼を打つ意味が説明されています
ここは読み応えがありましたねぇ

またこの本は硬い部分もありますが、総じてユーモアにあふれる記述が多く
プロの鍼灸師からみた「北斗の拳」に出てくる秘孔をそれぞれ解説しています
これがけっこう笑えるんですよね

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2009/01/27

新麺会

この日は新年会に参加しました
ただ普通の新年会と違うのは整体の仕事とはまったく関係のない
異業種の新年会に参加させていただいたのです

梅田方面で開催されるので地下鉄に乗り込むと見慣れた顔が三人

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四人で連れもって行ったのがこちらお店

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イタリア創作料理 モリシタ 北新地店

普段イタメシとは無縁の私が出席したのがこちらの会

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毎年関西讃岐うどんの大将たちとうどん好きが集まる「新麺会」
桂ちゃんに誘っていただき今回初参加です
150名弱の大所帯ですごい盛り上がりです
知った顔も知らない顔もいっぱい
多少の緊張のわりにビールが進むと普段どおり(笑
にぎやかに楽しみました

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このほかにも豪華なお料理の数々
美味しいということだけしかわからないんですが美味しかったです(笑

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開会の挨拶

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表彰式をやってました

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このような楽しいお方も若干名おられ場は盛り上がります
あえて誰とは申しませんが・・・

初めてお目にかかる方も大勢おられ楽しく過ごさせていただきました
普段厨房の中にいらっしゃる大将たちも雰囲気が全然違いますね

ひとつだけ不満があるとすると・・・
これだけ銘店の大将たちが一堂に会しているにもかかわらず
うどんが食べられない
ということですが・・・

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こんなこともあろうかと行く前に丸亀製麺で生醤油うどんを食べていきました


みなさんお騒がせいたしましたm(_ _)m


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2009/01/26

マジックハンド

このお仕事をしていて楽しいのがいろんな人に出会えること
サラリーマンをしていたころだったらまず縁ない人に出会うこともあります
お話をしていて意気投合したり感動したり共鳴したり・・・
そこから仕事抜きでのお付き合いが始まることも少なくありません

あるお方からパーティーのような宴席にご招待いただきました
いつも行くうどん屋さんの雰囲気と少し様子が違うので戸惑っていました
ホテルの大広間での食事といえば結婚式以外ではあまり機会がありません
慣れないスーツを着てのお食事は釜たまうどんを食べるときとは様子が違います

しばらくすると招待してくださったウチの常連さんが
他の出席者に私を紹介してくださいました
みなさんに名刺を渡しながらごあいさつをしていると
「このひとはすごい整体師なんですよ~~」
「マジックハンドっていうのかなぁ」
「ん

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私は遠くの物をつかむような技は持ってないんですけどね
「通販の高枝切りバサミじゃないんですから~~
他の方が「それってゴッドハンドでしょ?」と笑いながら言われたので
「ええ。。確かにゴッドハンドです」と答えておきました
「ただし私に憑いてるのは貧乏神ですけどね」

ほめていただくよりおいしいボケツッコミが何よりの御馳走です

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2009/01/25

降雪

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雪が降ってきましたよ

わずか1~2分でやんだけど

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横にある植え込みの南天の葉にも・・・

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Time Control

年末にたまたまある歌番組を見ていました
他に見たい番組もなくとりあえずテレビをつけていただけなので
そんなに聞き入るでもなく音楽が流れているって感じでした
絢香が歌っているときのピアノの演奏に心惹かれました
それがこれです

テレビの歌番組でこんな見事なピアノが聴けるとは驚きです
あとから上原ひろみだったことを知りました


Hiromi_uehara
Time Control  Hiromi's Sonicbloom

「時間」をテーマにした曲で構成されています
ギターを加えたユニットでとりわけピアノが主役というわけではないようです
それにしても自由奔放な音楽はジャンルという枠にとらわれないようですね
ジャズだと思って聴いていたら意表をつかれました(笑
ジャズなのか?ロックなのか?それともフュージョンなのか?
いや、そんなことどうでもいいから身体で聴きたい音楽です
幻想的であったり、身体が浮いてきたりいろいろな角度からの「時間」を表現しているようです

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2009/01/24

雨にぬれても

「明日に向かって撃て」っていう映画がありました
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの名作です
この映画の挿入歌が「Raindrops keep falling on my head(雨にぬれても)」
「雨が頭の上に落ちてきても」憂鬱な気分にはならないよ
そのうちに幸せってやつが向こうから勝手にくるから・・・

こんな感じの曲でした
雨の日になると「うっとうしいですね」
なんて挨拶になってしまいます

雨の日がうっとうしいって決め付けちゃいけません
楽しいことだってたくさんあるはずです

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こちら「讃岐うどん工房 かどっこ」さん

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うどん屋さんを訪れたからといって必ずしも幸せがくるわけではありません(笑
最近かどっこさんとは縁がなくて前回も麺切れ閉店でした
馴染みのお店が繁盛することはうれしいもんです
まあ。。そのうちに食べられるでしょう

雨の中さらに西に向かいます

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ゆきのさんです
冷たい雨のおかげで行列もありません
ここは雨に感謝ですね

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「かきあげおろしぶっかけ」をいただきました
サクサクの大きなかき揚げは食感が抜群
ゆきのさんのボリューム感はこのあたりでは一番でしょうね

お腹いっぱいになって傘をさして帰れば鼻歌のひとつも出ようってもんです

あ。。歌詞知らんかってんや・・・ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!!


そうそう・・・
かどっこさんには昨日もう一度訪れました

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新メニューに加わったちく天さぬきうどんです
今回は1.5玉でいただきました
以前から裏メニューで食べてたんですけどね


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2009/01/23

愚弄

民主・石井氏らに批判殺到 首相への「漢字テスト」

 20日の参院予算委員会の質問で、民主党の石井一副代表が麻生太郎首相に「漢字テスト」をした直後から、石井氏や同党本部に苦情が相次いだ。

 関係者によると、21日までに電話や電子メールで寄せられた声は「経済が大変なときに税金を使って何をやっている」「何の目的があるのか」といった批判的な内容が大半。民主党支持者と名乗る人からは「そんなことで政権がとれるか」と厳しい注文がつけられたという。

 民主党本部はこの件については「答えられない」としているが、中堅議員は「失敗。党のイメージが悪くなる」と渋い表情だ。

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私が読めたのは③「やゆ」⑤「しったげきれい」⑧「ちょうれいぼかい」⑨「ぐろう」⑫「めんもくやくじょ」
漢字で書けといわれたらどれひとつ書けないと思います

イヤミたっぷりに言うのはいいけど私のように読めない人も少なくないでしょう
その人たちを全員敵に回した感じもなきにしもあらず
マスコミが揚げ足取りで漢字の読み間違いをネタにしてますけど
あまりしつこいとやってる側の品格も問われます
その空気も読めずに調子に乗ってやったからヒンシュク買うのも当たり前
「ヒンシュク」って漢字で書けますか?
私には書けません( ̄^ ̄) エッヘン

きっとこの問題を考えているときうれしそうにやってたんでしょうな
まさか日本の将来を憂いて真剣にやってたわけじゃないでしょうに
軽いブラックジョークなんでしょうけどちょっと手が込みすぎたわけですな
この手のジョークはサラッと流すセンスも必要という教訓を与えてくれました

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2009/01/22

自然治癒能力

たいていの整体のホームページには
「ひとの持つ自然治癒能力を生かし・・・」
こんなセリフが書かれています

なんとなく漠然とお分かりいただけるとは思うのですが
簡単にいうと何にもしないでも勝手に治る能力のことを自然治癒能力というわけです
当たり前のことなんですが転んで膝をすりむいても一週間か十日もすれば勝手に治ります
中学か高校の理科の授業で「ホメオスタシス(恒常性)」というのを習いましたが
何かあっても元通りの状態に戻ろうとする性質で
生物には本来的にそのような能力が備わっています
だから病気や怪我をしても自然に治るというのが原則です

「だったら整体を受けなくても自然に治るんじゃないか」
こう言われたら、まったくもってその通りなんです
ただ例外的な場合もあって症状の程度がはげしかったり
あるいは何らかの理由で自然治癒能力というのが正常に機能しないこともあります
そんなとき昼寝をしている自然治癒能力を起こしたり
自然治癒能力の助太刀として補助的な役割を果たしたりすることもできるわけです

もちろんどんな状況でもそれが可能かといえばそうではありません
そのひとの持っている能力以上のことはできないと思います
よくある例でいうと同じような症状であっても
若い人だったら早く治るのに、ご高齢の方だとなかなか治らないということもあります
裏を返せば治る能力は本人固有の問題となるわけです

だから自信たっぷりに「治した 治した」というのには疑問を感じざるを得ません
魔法をかけるわけではありませんので、どんなに高度な技を持っている術者でも
その人の持つ治癒能力を超える結果はありえないと思うからです
あくまでもより最短距離を取れる判断力と技術力があるかないかだけの問題じゃないでしょうか?

「私には治すことができません」
いつも私が最初にいう言葉です
あくまでも本人が主役であることは必ず申し上げます
そのうえで私がどのような役割を果たすことができるかをきちんと説明してから施術に移ります

ちなみに今の時期は風邪が流行する季節です
もしものときには風邪薬を飲んで風邪を治すという方も多いはずです
市販の風邪薬には風邪の諸症状の緩和と書かれていますが
発熱、咳、クシャミなどの症状は実は風邪のウィルスと戦うための防御反応です
自らつらい思いをして熱を上げてウィルスを殺そうとする身体の反応であり
これもまた自然治癒能力によるものです
実際は風邪のウィルスを退治する薬は未だ発明されておらず
そういう薬ができたとしたらノーベル賞ものだといわれています
だから実際は薬を飲んで熱を下げたら日常生活がしやすく、つらい思いをせずに過ごせます
それで何日かたったらそれこそ自然に風邪が治っているというのが本当のところ
だから薬を飲んでも自然治癒能力が働いていることが前提になるわけです
もちろん薬を飲む場合もやみくもに飲むのではなくやはり医師の指示を仰いだ方が間違いありません

自然治癒能力は我々が生きていくには絶対に必要な能力です
もちろん生きている間は誰にでも備わっています
ただその能力の強さには個人差があります
「運動、食事、心」
これら3つの要素でその能力を高めることもできます
逆にこれらの要素に不具合があるとその能力は低下します

誰にでも備わっている能力だからといって安心していると
いざというとき適正に機能してくれないこともあるんですよ

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2009/01/21

着地

先日、アメリカで航空機事故がありハドソン川に不時着し大惨事にならずにすみました
緊急時にありながら機長の的確なランディングでひとりの命も落とさずにすんだということに絶賛の声が上がっていました
あれだけ重量のある航空機が着水するとなれば大きな衝撃をうけるはずですからね

我々の身体も至る箇所で自らの重量を支えています
地球の引力の上で生活している以上は当然のことではありますが
意識せず重力に惹かれているとはいえその力は身体のそれぞれの部位にとって過酷な数値になる場合もあります
膝にかかる重量の話は仕事上でもよく出る話題ですが
直立時で体重の100%、歩くと体重の200~300%、階段を上がるときになると体重の700~800%の加重があるというから恐ろしいものです
思わず膝の半月板にねぎらいの言葉をかけてやりたくなります

Photo
月刊トレーニングジャーナル2月号


今月の特集は「着地」
スポーツ時の着地は激しいスピードと力を伴い
不用意な着地をすると多くの部位に激しい衝撃がかかりけがをします
スポーツ選手ならずとも無意識にベストな着地を用意しなければなりません
それにより衝撃を分散し組織を傷めないようにするばかりか
次の動きに対する準備にもなります

けがの問題だけじゃなしにパフォーマンスの向上にも着地は重要な意味があるんですね
野球のピッチャーが踏み出す足の位置によっても投球がかわるなんてプロの意識レベルの高さはさすがです
インステップだとカーブが曲がりやすいとかいうのは興味深く読んでしまいました

一応、解剖生理学で勉強して名前だけは覚えている前脛骨筋なんかも着地には重要な役割を果たすそうです
あんまり仕事で接する機会が少ないとそんな筋肉の必要性なんてわからないものですね
どちらかというとマイナーな筋肉も私が知らないだけで必要欠くべからざる働きをしているようです
お見それしましたm(_ _)m

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2009/01/20

雨ニモ負ケズ

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讃岐屋 雅次郎」さんです
この日は昼からが雨の予報
本来ならば自転車で遠出するとき雨が降りそうなら敬遠するのですが
なにせ木曜日は夜の開店時間を確認せず1時間前に到着するも、待ちきれず断念
その後も出かけようと思ってたら急に予約が入りお仕事
けっこうこういうときって意地になるもんです
雨上がりのわずかな間隙を縫って出かけました

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これがまたうまうま~
なにが進みますがな

この日食べたのがこの人この人が食べた海老天おろしぶっかけ
(生醤油も旨そうですね)

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名古屋城の金のシャチホコのように海老天がそそり立ちます

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この日の麺は前回に比べてやや強いコシ
大将は不満げにおっしゃってましたが、これもまた旨い
ツルリンとすべるのど越しのよさは抜群
作り手の思うようにならないのも手打ちの醍醐味ですわな
いつもよりも力強く感じました

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麺が面白かったので麺ばかり食べていたら天ぷら食べるの忘れてた
プリプリの海老天は天ぷらの王様ですな

お腹いっぱいになっての帰り道
ポツリポツリと雨粒が落ちてきます
食べるもん食べたら心にも余裕ができますね
のんびり傘をさして帰る家路も悪くはありません☂

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2009/01/19

使い痛み

長年同じ仕事を続けていると疲れもたまってきます
だましだまし使ってきても何かの拍子に痛み出すことがあります
「使い痛みですか?」
身に覚えがある方はこういう質問をなさいます
素直に「そうですね」といってあげればいいのですが、あえてこんな言い方をします
「いや、使い方が足りんのですわ」
こういわれるとムカッとしますよね
別に逆らって喧嘩を売ろうというわけではありません

仕事上の動作や姿勢はほとんどの場合一定方向に偏ります
同じ筋肉を同じような使い方をして疲れがたまる
その結果として痛みが発生するのだから「使い痛み」といっていいかもしれません
だからといって仕事をしないわけにはいきません
どうすれば疲れをためずに、痛みを起こさないように過ごせばいいか?
一定方向に対する動きしかしないからいけないんですよ
それ以外の方向にも大きく動く習慣をつけることにより
仕事で疲れて拘縮した筋肉を伸ばせば、その部位に血液が流れ込み疲労回復の手助けになります
一日にわずかな時間でもいいからいろんな方向に体を動かしてみましょう
世間ではこれを体操と呼びます
何だっていいんです ラジオ体操なんて理想的ですよね
普段の生活で動かさない筋肉を動かさない方向に動かす
これで全身の血流もよくなりバランスが取れます

「アクティブレスト」なんて言葉もあります
いうなれば「積極的休息」ということです
じっとしていることだけが疲労回復できるとは限りません
軽く体を動かすことにより疲労が取れることだってあるんです
野球のピッチャーだって長いイニングを投げて疲れて降板した後
軽いキャッチボールをやっています
あれも酷使した筋肉に血液が回りやすくなるという理由でやってるんです

「普段から運動してましたか?」
「いや、やってませんでした」
「ねっ!! だから身体を使い足りないんです?」
とこんなお話になるんです

一生懸命働いたから、後はじっと休みたい
その気持ちはよくわかるんですけど
使っていない箇所を動かすことや、使いすぎた箇所を軽く動かすことによっても疲労はたまりにくくなるということも覚えておいてください

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2009/01/18

ご縁

何でもお金はさびしがりやだそうです
ひとりぼっちになるのがいやだから仲間がいっぱいいるところに集まるんですって
私の財布の中がいつもさびしい理由がわかったような気がします

私のところのに集まるのはどうも音楽関係の方が多いようです
この間もシンガーソングライターの方がお越しになりました
井上貴一さんは地元平野区のご出身で中学の後輩に当たるそうです

昨年は日本テレビの『誰も知らない泣ける歌』にも出演されました
普段あまりテレビを見ないので知らなかったんですが
ご本人さんからDVDをお借りし拝見しました
歌や曲だけじゃなしに人生そのものを歌われているので素直に心に響きます

ここ数年こういうご縁が多くて私も楽しませていただいております
こういう仕事だからこそ味わえる楽しみのひとつなのでしょう


Live1

3月15日に地元平野区の「クレオ大阪南」でライブをされます
詳しいことは井上貴一さんのHPで・・・

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2009/01/17

試運転

二年に一度この季節になるとやってくるのが車の車検
自転車しか持っていないと思われた方もいらっしゃるでしょう(笑
何せ去年は結局2回しか乗ってないんですもんね
それでも情け容赦なく車検はきます

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わが愛車もこれで6回目の車検
それでも走行距離は3万キロに満たないんですから新車同然(笑
検査も済んで乗ってみるとブレーキの調節もしてもらったのでよく効きますね
そのままガレージに向かうことなくしばらく車を走らせてみました
ずっと走って偶然車を止めるとこんな風景が偶然目に入りました

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なんと偶然たどり着いたのは「三ツ島 更科」さんでした
さら父さんにも新年のご挨拶をしていなかったのでとりあえず中に入ってみました
さら父さんとハニーさんにご挨拶を済ませると偶然前に貼ってあったのが

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こちらの張り紙・・・
かねてよりビシッバシッ!の剛麺で生醤油を食べてみたかったので注文しました

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イカの二本のおみ足がエエ感じですがな

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ツヤツヤの麺はいつもと一緒
でも食べたらこれがすごい
ハンバーグやオムレツで育ったおこちゃまならばギブアップしようかという剛麺
それがスルリと流れるように口に入り込んでくるからお見事という以外言葉が見つかりません
しかも麺そのものの旨さがあるので不用意に醤油をかけてはいけません
やや少ない目に、香りを楽しむ程度で醤油をかけないと麺の旨さを隠してしまいそうです

去年食べた中で最も印象深かったのが更科さんの剛麺のひやかけでした
あの剛麺を生醤油で食べられるとはありがたいですね

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しかもこのゲソ天がどんな技を使ったかはわかりませんが柔らかい
硬くて噛み切れず丸ごと無理して飲み込まないと食べられないゲソ天や
これまた硬くて身だけが口に全部入ってきて衣だけがさびしく残るゲソ天をよく見かけますが
このゲソ天は容易に歯が入り簡単に噛み切れます
しかもゲソ特有の弾力性は失われていません
それと当たり前かもしれませんがイカの味がします
噛んでも味のしないイカって多くありません?
これは違います
イカらしいイカとでもいえばいいのでしょうか・・・

やっぱり今年も力と技を存分に見せてくださりそうです

そうそう・・・

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KANSAI一週間「うどん大賞」グランプリのカップがこんな風になっていました
お賽銭を入れたら幸せがもたらされるという都市伝説ができたそうで
そりゃ~もう怪我よけの効果効能があるとかないとか・・・(笑

お賽銭でいっぱいになったら飲みにいきましょ\(^o^)/

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2009/01/16

DARKNESSⅠ

いろんな音楽CDがありますが仕事中聴きたい音楽とそうでないのとがあります
癒し系、穏やかな音楽、明るい音楽
どうしてもこういう要素を求めることが多いです
逆に激しい音楽や陰気な音楽はひとりの時には聴きますが
仕事中は差し控えるようにしています

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DARKNESSⅠ 浅川マキ

何かに光が当たれば必ずその裏には影ができます
ひとは光の当たったところを好みます
でもいやおうなしにできた影の部分にも愛おしさを持てばこんな歌になるんではないでしょうか
ろくでなし、尻軽、うそつき、はすっぱ
ひとの持つ影の部分をリアルに歌い上げています

年末に首里フジコさんのライブで「港町」という曲を生で聴いて感激して
原曲を聴きたくなりこのアルバムを買いました
娼婦が船から降りたばかりの水夫を誘うというかなり艶っぽい歌なんですが
首里フジコさんの「港町」がカラッと明るいスタジオ・ジブリの世界ならば
浅川マキさんの「港町」はリアルさが漂うモノクロームの日活映画のイメージです

80年ごろにニューミュージックというジャンルができましたが
それからみるとオールドタイプの匂いがします
ジャズ・ブルースにとどまらずインド音楽もあれば
泉谷しげるも加わってのライブ演奏は楽しくなります

退廃的なリアルさが深く心に突き刺さります
紫色のタバコの煙と酒が一番似合う大人の音楽です

まあ、これはひとり静かに聴くことにします

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2009/01/15

ぼやき

「まぁ。。みなさん聞いてください!」
とやればむかし懐かしい人生幸朗師匠

最近テレビをつけると「おバカ」がブームだとか
アメリカの「オバマ」ブームとはずいぶん違うようで
一般常識がないと思しきタレントを笑いものにして視聴率を稼いでいるそうです
NHKまでが紅白歌合戦で最高視聴率を稼いだのが「羞恥心」だったんですからね
非常識という点では私もなかなかいけてると思うのですが
いつのころからか簡単なクイズに答えられないタレントを嘲笑することがブームになったようです
漫才や落語などの「芸」は計算ずくで馬鹿やアホを演じます
かつてある大物漫才師の方とお話しをする機会があったのですが
すごく努力をなさっておられますし、頭の切れる方でした
ところがこっちのほうはどうみても芸と呼べる代物ではなさそうです


学生時代に心理学をかじったことがあるのですが
フラストレーション(欲求不満)を解消するための反応のひとつとして八つ当たり・弱いものいじめといった転移型攻撃というのがあるそうです
閉塞感が漂う世間の情勢でテレビ局が意図的に「おバカキャラ」を作り上げ八つ当たり的にフラストレーションの解消をさせているのではないかとすら思っています
なんとなく弱い者がさらに弱い者を作ってそれを叩く
こんな構図が見えてくるのは私だけでしょうか?
でもそれでいい商売をして稼いでいるのですから本当にバカにされているのは我々視聴者なのかもしれません

自分の思う人生が送れずまったく関係ない他人を八つ当たり的に殺す事件もいくつかありました
しかも標的になるのは自分より弱い者のケースが圧倒的です
どうもこの「おバカブーム」は本質的に同じ匂いがしてしかたがありません
なんとなく素直に笑えんのですわ

まあ、別に責任者に出てきてもらわんでもけっこうですけど・・・

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2009/01/14

時間

学生時代はといいますと・・・
テストの前になると慌てて勉強を始めました
普段やりもしないことをテスト前だからといって
チョコチョコと勉強したくらいでいい成績がとれるほど土台もよくない
結果は見えてますわな・・・

開き直ってテスト前にまったく勉強せずに臨んで散々な成績を頂戴して
父兄呼び出しの憂き目にあったこともありましたっけ

要するに普段から勉強してりゃ一番いいわけで
付け焼刃の勉強なんぞ所詮試験が終わってしまえば忘れてしまい
後から振り返ればあんまりいい思い出もないようです

スポーツでも同じことでした
1年生のときから無理やり走らされて試合にも出してもらえず
面白いことなんて何一つなかったんです
ところが3年生が引退して自動的にレギュラーの座が廻ってきたとき
実力的にかけ離れていたはずの先輩と同じようなプレーが当たり前のようにでき
ランニングも周回遅れだったのが、いつのまにか先頭を走れるようになってました

「努力は報われる」

そうはいいますが実際にやるのは地道で時間がイヤというほどかかります
でも努力というものを自分で実際にやってみたら
いつの日かそれに気づく・・・
そんな感じなんでしょうね
 
  
誰だって痛いのはイヤです
一日も早く、一瞬でも早くこの痛みを取りたい
そんな切なる願いを込めてあちらこちらをまわられる
それでも思うような結果がでない
悩んだ挙句に整体に行く・・・
ウチでもそんな方が何人もいらっしゃいます

お話を伺ってても痛みを訴える目つきが違います
長期間痛みに耐えておられたのですから当然のこと
どこがどのように痛いかは千差万別
でも共通の願いは「早く何とかしてほしい」ということです

それは私にとっても共通の目的となります
私だって「一日も早く何とかしてあげたい」と思うわけです

ただ客観的な判断は失ってはいけません
長期戦を余儀なくされるケースも数多くあって
その状態と理由をじっくり説明してご納得いただくまでは施術にうつりません
一回や二回の施術で何とかなるんであれば、痛みさえなくなれば納得されます
うどん屋であれば百の言葉よりも一杯の美味いうどんを出せば客は納得します
ところがそれができないケースもあります(技量的な問題もあるでしょう)
そんなときにどちらかに焦りが生じると長続きしません

私は魔法みたいな技も持ち合わせていませんし
天才でもないことに最近気づきました(笑
普通にやれることを普通にするだけです
だからこそできるだけ効率よくしたいのです

痛みをとるためにはお互いの努力が必要です
施術だけでは足りないことが多くて
場合によってはご自身でやる運動療法をお願いすることもあります
そのときには長期的な計画を立ててがんばってもらいたいのです
付け焼刃の運動ではなく、しっかりした成果を上げるための運動です

二人三脚でマラソンをするような気持ちになるときもあります
もしどちらかに焦りの気持ちが出たら転ぶのは当然で
昔はむしろ私のほうがよく焦っていました
「早く何とかしたい」という気持ちが強すぎて
無理なことをして逆戻りさせたこともありました


「必要な時間は絶対に必要ですからね」
よくこのセリフを使いますが
実は自分に言い聞かせている方が強いかもしれません

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2009/01/13

たぬき

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この画像を見てどこのお店かわからなかったうどんマニアの方・・・

向こう3日間の長原への入国を禁じます(ウソ

このブログでこの信楽焼きの狸がいったい何度登場したことでしょう?
桂ちゃんに限らずお店の前に信楽焼きの狸が置かれているところは多いですね
三ツ島更科さんにも大きな狸が置かれています
信楽焼きの狸がうどん屋の守り本尊かというとそうではありません

狸が着けている笠は災難から身を守る
見開いた目は左右に目配りをして正しいことを見極める
愛嬌のある顔立ちは世間で愛想よく暮らす
徳利は徳を身に着け、食べ物に恵まれる
手にした通帳は信用の証
大きなお腹は太っ腹で決断力がある
下腹部にある大きな大きなR指定の袋は(笑)金運をあらわし
大きな尻尾は終わりはしっかり大きく身を立てる

これら「信楽狸の八相縁起」という縁起かつぎで置かれているそうです
なるほどね・・・
ウチでも置きたくなってきました

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釜揚うどん 桂ちゃん」いつもの「たぬき」です
そうそう・・・
もうひとついわれがあって「他を抜く」という意味もあるそうです

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2009/01/12

ギョーカイ人

先日高校三年生の長男からスーツを買いたいからついてきてほしいと頼まれました
このあいだ高校に入学したと思ったらもう卒業です
時のたつのは早いものですな
何でも高校の卒業式に着るのと大学の入学式に着たいとのこと・・・
とはいえまだ大学の入試もまだこれからなのになかなかたいした自信です
息子の学校は制服がないのでいずれにしても必要なわけです

・・・で頼まれた私は整体をやる前の前職がスーツ屋
長い年数スーツに携わってきたのでそれなりの知識も経験もあるわけです
でもやめて10年ほどになりますので最近の傾向やお店の内情もわからないのでとりあえず下見に出かけました
今ではパジャマか白衣で過ごす時間が20時間以上なもんで
スーツのことなんか全然興味なかったですもんね

近所のお店にはいると瞬間にある種の緊張感が走ります
「いらっしゃいませ」の声とともに視線が集まるのがわかります
長年のあいだに染み付いた習性というのは少々のブランクでは消えないようです
お店に入るなり従業員は何人いてそのうち何人が接客していて誰がこちらを見ているか手に取るようにわかります
面白いもので、勤めていた当時は同業者がくると雰囲気ですぐわかりました
なにせ視線が素人さんとは全然違うので「あれは服屋だぞ」って気がつくのです
普通はしばらくすると店員さんが寄ってくるのですが
誰も私に近づこうとはしません
むしろ遠巻きに私を観察しているのがわかります
どうやら同業者だと認識されたようです
いつまでたっても服屋の臭いは取れないようです(苦笑

普通のお客さんには伝わらない独特の緊張感は昔を呼び起こしてくれました
顔はにこやかなんですが目は真剣なんですもん(;´▽`A``
 
 
何軒か下見を終えて近所のお店に入りました

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久々の釜ひろさんです

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こういう気分のときは釜ひろさんの優しい麺がありがたいです
釜たまうどんに醤油をかけてすばやくかき混ぜます

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このモチモチの優しい麺は緊張感に包まれた心と体をゆったり気分に戻してくれます
後半は天カスを入れてサクサクの食感を楽しみます

そういえば・・・
食べ歩きを始めたころうどんの写真を撮っていたら
「うどん屋の方ですか?」
なんて尋ねられたこともありましたなぁ(笑

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2009/01/11

SPA

朝寝 朝酒 朝湯が大好きで~~♪
身上つぶしたのは会津磐梯山の小原庄助さんですが
誰だって朝ゆっくり寝てそれから風呂に入って酒でも飲めば極楽気分
せめて正月だけでもそんな気分を味わいたい
でも正月は正月でバタバタします
毎年恒例になりつつありますが
元日は早朝に起きてお墓参り
帰ってきて落ち着いたら年賀状が届いてチェック
それでもって出していなかった所へはあわてて年賀状を書いて出す
とうてい小原庄助さんに気分にはなれそうにもありません
世間では「貧乏暇なし」といいますから・・・(´-`)

Spa
SPA


ああ。。一度でいいからこんな風呂に入りた~い
スーパー銭湯の広告ではなくれっきとした音楽CDです
温泉につかっているイメージのヒーリング系インストゥルメンタルです
とにかくゆったりした気分になれます
かすかに聞こえるお湯が流れる音
どこからともなく聞こえる虫の音
なんとなくあくびのひとつも出てきそうです
1時間ほど聴いているとのぼせるかもしれません(笑

聴く音楽というよりも流れてくる音楽なのかもしれません
湯気と空気が交じり合うように音が空気と交じり合います

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2009/01/10

お年賀

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1月3日の午前中・・・
予約がキャンセルになりくつろいでいると突然玄関口に人影が見えました
郵便局の人が年賀状を配達してくれたんだと思い込み
玄関の戸を開けるとある大物ブロガーがそこにいました
ご存じない方のためにご説明申し上げておきますが
この方が来店すると関西にお店を構えるうどん屋の大将は
どんぶりにあらん限りの麺と具材をのせて献上するという類まれなる大(物)食いブロガーとして、その名を関西一円にとどろかせたそのお方でございます

かような有名人が御自ら出向いて「お年賀」をお持ちくださったのです
私もここにある限りの食料品を差し出しておもてなしをしようとしたのですが
高槻のうどんを食べつくすとおっしゃって立ち去られました

中身を開けると・・・

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このようなすばらしいお品が入っていました
何でも。。。6個のお饅頭の中に1個だけ唐辛子入りのお饅頭が入っていて
これで今年の運勢を占うそうです(笑

それから数日後・・・

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いつものように「麺維新 権八」さん
新春早々大勢のお客さんでにぎわいます

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鍋もやってるんですか・・・
単価の高いもので荒稼ぎ
お客さんのニーズにすばやくこたえるあたりはさすがですね

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センスのいいインテリアには感心するばかりです

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さあ。。今日は何を食べましょう・・・

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けっこうこのジャンボコロッケ気に入りました

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すじ肉をとけるまで煮込んだ権八オリジナルのカレールーにとろけるチーズをトッピングした「チーズカレーうどん」
ルータイプだからこそチーズと相性がいいですね
少し辛口のカレーは大人の味
弾力性のあるもっちり太麺は個性的なカレーの中にあっても存在感抜群

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で・・・
唐辛子入りの開運饅頭を引き当てたのはこの方

Photo

権八レディースの中でもひときわ愛くるしいと評判のまみさんでした\(^o^)/

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2009/01/09

芸術的?

Photo

とっても個性的な葉牡丹です

勝手に種が落ちて、勝手に成長して
知らないうちにこんな姿になりました
なんとなく芸術的だと思うのは私だけでしょうか?

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2009/01/08

初詣

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大鳥居の後ろにそびえる山々に朝日が昇ろうとしています
朝の6:50ごろ。。奈良県桜井市にある大神神社です

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人出の多い松の内を避け、毎年ひっそりと静まり返ったころにここをお参りします

願いを聞く神様にしても大勢の参拝客の願いをいちいち聞いていられないだろうから
誰もいないときを狙ってこっそりとお参りをしようとする姑息な考え・・・(笑

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ここはお酒の神様としても有名で
今年もたくさんお酒が飲めますようにとの願いを・・・

そうではなくて、こちらは医療の神様としても有名で
実力なき分は神様におすがりしようというわけです

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拝殿から狭井神社に向かう道を「くすり道」といいます
その途中には日本書紀に出てくる神も祭られています
大国主命と協力して日本の国を作ったとされる少彦名神がここに祭られています
恐れ多いので御神体は撮影しませんでした

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展望台に上ると耳成山 (みみなしやま)、畝傍山 (うねびやま)、天香具山 (あまのかぐやま) 、大和三山の横に大鳥居が見えます
(写真では耳成山が写っていません)
これが万葉集の世界です

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知恵の神様、久延彦神社(くえひこじんじゃ)と恵比寿神社もお参りました
午後からの予約が詰まっていたので今年は御神体の三輪山には登りませんでしたが
毎年このパターンでゆっくりと静かな大神神社をお参りします

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日本書紀によると「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)」(大物主大神)は三輪山に眠っているそうです
 
 
 
帰り道、西名阪高速を長原インターで降りると「桂ちゃん」がすぐそばにあります
でも時計を見ると午前9時 開店時間にはちょっと早すぎます・・・
ということで中央環状線を北に進んで八尾に入ると

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桂ちゃんの師匠のお店「一忠」さんです

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いただくのはもちろん釜揚げうどん(大)
モチモチの麺にどっしりとした落ち着きのあるダシの深い味わい
やっぱりこれが老舗の味
奈良の冷たい空気で冷えた体を温めるには最高の朝ごはんですな

これでお正月の行事もすべて完了です

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2009/01/06

正月のラインナップ

皆さんそろそろ普段どおりの生活に戻られたんじゃないでしょうか
おかげさまで今年のお正月も忙しくさせていただきました
毎年お正月にはそれらしい雰囲気のBGMでお迎えします
それぞれ個性的なアルバムですので普段あまり聴く機会も少ないのですが・・・
ほとんど年に一回しか聴かないお正月専用?のアルバム紹介です

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右から藤原道山さんの「Yume
尺八で奏でる有名な曲の数々
シンセサイザーとの共演が今の時代と融合している感じです

その次は東儀秀樹さんの「風と光の軌跡~BEST OF 東儀秀樹
やっぱりお正月といえば雅楽ですね
初詣に行けばたいてい流れていますから
雅楽の貴公子、東儀秀樹さんの神々しい笙の音色は何かご利益でもありそうな感じがします(笑
伝統的な雅楽ではなく西洋音楽のコラボレーションが洒落てます

お正月に聞く音色といえばお琴も定番
「琴」アマデウス・モーツァルト
日本を代表する楽器お琴で奏でるモーツァルトの名曲
このミスマッチがなんともいえません
「お正月だからお琴がかかってるんだなぁ」と思っていて
曲がモーツァルトのだとわかったときたいていの方は驚かれます
クラシックに興味がない方でも有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第一楽章がかかりだすと
「ああ!!」ってな感じで気づかれます

一番左にあるのは日本の楽器ではありません
インドの民族楽器シタールでの演奏です
アミット・ロイの「銀の旋律」
「地球の子守唄」シリーズのアルバムです
同じアジアのテイストは違和感なく耳に入ってきます
結構お正月のBGMとしても使えるなと思ったのでかけています
穏やかな曲調なのである意味癒し系かもしれません
シタールとタブラで静かに情緒豊かに流れる音楽はなかなか雰囲気がありますよ

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2009/01/05

うまい

うまいものは好きです
私に限ったことではありません
「うまい」といっても「美味い」と字を当てると食べ物のこと
語源は知りませんが「美味」を当てはめて「うまい」と読ませるのは「旨い」からきたのでしょうか?
なんとなく私の印象としては素材そのもの美味しさよりも
調理技術の腕前のよさをあらわしているような感じがするんです
料理人が「美味い」といわれてうれしいのは
食材のよさだけではなくその腕をも褒めた言葉だからかもしれません

私たちも「うまい」と言われるとうれしくなります
こちらの「うまい」は「美味い」じゃなくて「上手い」
手の巧みさを褒めるときにはこの字を使います
だから「巧い」という言葉からの当て字じゃないんでしょうか?
手が上というのは技術の世界ではうれしい表現です

整体というお仕事にはいくつかの要素があるのですが
知識は絶対に必要です
どの程度必要かというと、限りなく必要です
「これでいい」という上限はありません
だからこそ皆がそれぞれ多くの知識を得るために勉強をします
ただ、知識だけに偏るとこれもまたいただけません
当然、技術も必要です
技術も「これでいい」という上限はありません
少なくとも「上手い」と思われるくらいの技術は必要です

夜遅い時間にたまらなく疲れて入ったクイックマッサージで
「上手い!!」とうなるような人に出会うこともあります
聞けば元々は銭湯で長年マッサージの仕事をしていたそうです
きっと数多くの身体を触ってきたのでしょうね
触るポイントがドンピシャでそのタッチも絶妙の力具合だったりします
難しい知識を知っているのと「手の巧さ」とは一致するわけではないんですね
どうもひとりで仕事をしていると独りよがりになりがちですが
たまに他所でやってもらうと、ハッと気づくこともあります

頭でっかちではダメ! もっと上手くならないと・・・

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2009/01/04

雑煮

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2日に私が作ったお雑煮です
見栄えは悪いですがこれがなかなか美味しいんです
元日に食べた鍋の残りに味付けをして餅を入れました
何せフグ、鴨、ブリしゃぶとこの上なく贅沢な鍋でしたので
いいダシが出ています
鴨の脂の浮いていますね

私の祖父が山口の出身だったので子供のころはずっとおすましの雑煮
結婚してからは大阪風の白味噌の雑煮を食べています
やっぱり子供のころからの慣れもあっておすましの雑煮を食べると落ち着きます

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2009/01/03

初雪?

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「釜揚げうどん 桂ちゃん」です
シャッターは降りてあたりは真っ暗
それも当然・・・
1月2日の午前6時前
営業しているわけもありません

さらに南東に自転車を走らせると

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こちらは「うどん亭 たからや」さん
携帯で撮った画像ですのでかなり写りが悪いですが
やはりこちらも真っ暗

ここからさらに東に進むとウチのお墓があります
八尾市の太田という町ですが
代々この町に住んでいたそうですが
祖父の代に戦後大阪市内に移り住んだみたいです

お寺の過去帳には古い家系図があって
私が15代目に当たると叔父に教えてもらいました
だからといって特典は何ひとつないのですが・・・(笑

6時半にお墓に到着してもこの日は曇り空
一向に明るくなる気配がありません
薄暗い中でお墓参りを終え、寒空の中自転車を走らせます

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うわっ!!雪が降ってきた

それでなくても堤防沿いは風が冷たいのに
降っているのか?いないのか?わずかな雪が私の頬を冷たくします
それでも大阪市内に戻ると青空が広がり明るくなりました
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喜連瓜破について「なか卯」で食べた坦々うどんです
今年初めてのうどんで冷えた体を温めました

さあ。。これから仕事だ・・・


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2009/01/02

COUNTDOWN

2008年もおかげさまで最終日まで忙しくさせていただきました
仕事が終わって向かったのは・・・

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「そば切り 壱六庵」さんです
年越しそばで本格的な蕎麦屋さんに来たのは初めてのこと
さすがに大忙しのようです

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たまには日本酒も・・・

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野沢菜のおやきがウマウマ

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砂肝のから揚げでお酒も進みます

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たぬきそば
大阪では甘辛く炊いたあげを入れたうどんが「きつね」で蕎麦が「たぬき」
この蕎麦で一年の締めができるなら最高です

次に向かったのがこちら・・・

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四天王寺の南東にあるアリタ・バー

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ここで年越しです

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リキューさんとダンシングよしたかさんの「アブナイト・ライブ」トークショーで幕開け

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男性デュオ「童(わらび)」の歌にバトンタッチ

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よしたかさんのソロ

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南ルミコ(vo)田中峰彦(sitar)岩田 晶(b)「るみねしょう」のお三方

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このころにはたくさんのお客さんで膝の上に座るカップルとマスター(爆

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カウントダウン開始

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2009年のスタートです\(^o^)/

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後はひたすらにぎやかに・・・

「090101_0030001.3g2」をダウンロード
すごくにぎやかですのでご注意を(笑

ギターとシタールとベースの共演もいいですね

楽しい一年が始まりました!!

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2009/01/01

2009

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「いつになったら大阪に着くん?」
「山が見えんようになったら大阪よ」
学生時代の友人が小学生のころ大阪万博を見るために
初めて新幹線に乗って山口県から出てきたときの親子の会話です
「山が見えなくなったら大阪」
その言葉に当時軽いショックを受けました

冬の寒い日にはこうして生駒山、信貴山、二上山がはっきり見えることもあります
それでも子供のころはどこからでもこんな風景が見えたのですが
立ち並ぶ高層ビルなどで次第に山を見る機会が少なくなりました

私が生まれた城東区鴫野の家からは窓を開けると大阪城が見えました
幼稚園のころ勇壮にそびえ立つ大阪城を窓から眺めていると
なんとなく勇気がわいてきたものでした
それが次第にたくさん家が建ってきて
私が好きだった大阪城はその視界から消えてしまいました

大人になるにつれて見えなくなるものが増えてきました
勇気を与えてくれたり、ゆったりとした大きな気持ちになるものが見えません
どうも去年あたりから先行きが見えないというニュースが多かったようです
気持ちの上でも不安になるようなことばかり耳に入ってきます

それでもこうやって新しい年はやってきました
子供のころ好きだった大阪城も健在です
大和川の堤防までやってくるといくつもの山々がそびえています
自分の目に映らなかっただけでなくなったわけじゃないんです

新年おめでとうございます

不安な気持ちになっていても見えるところまで自分で歩いてくれば見えるんですね
いい一年になることを祈るよりも、いい一年になるために歩くことにします

なんだかワクワクしますよ

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