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2008/12/29

インスパイア

ネットを見ているとよく「インスパイア」という言葉を見かけます
私にとってインスパイアというとホンダの自動車・・・
英語の意味なぞ知る由もありません
知らないままだとしゃくに障るので調べてみると

【inspire】英語。

霊感を与える 示唆する 喚起する(inspire with)・(思想、感情を)吹込む(inspire in, inspire into)
感激させる 鼓舞する(inspire to)・(激励[感化]して)…させる(inspire to do)

このように説明されています
どうもわかったようなわからんような・・・
さらに調べてみると「感化して同じような作品を創作すること」とあります
結局、「真似する」とか「パクル」とかいう意味で使われているようです
「インスパイア」というと体裁がよくなるみたいですね

まあどこの世界でもいいものは真似されるのが世の常
逆に言うと真似されるということ自体、そこの何らかの憧れみたいなものが存在するということなんでしょう
そういう点では非常に名誉なことであるともいえます
私らも修行時代は名手といわれる先輩の模倣からスタートしました
基本的なスタイルを会得するなら上手い人の真似をしたほうがいいに決まってますからね
それを使ううちに年数をかけてアレンジし、新たに自分のオリジナルができ
さらにある程度の経験をつむことによって自分自身のスタイルが構築されていきます

整体の世界には類似した技法が存在します
人の体に影響を与える手技療法の原理的なことってそんなに数多くはありません
だからひとつの原理に群がってはいろんな技法を編み出し
それをひとつの療法と名乗ればそれはそれでアリの世界です
それこそネーミングだけを変えて同じ技法を自己のオリジナルだとするものもあります
まあ、そこに多少の利害関係もありましょうから
何らかのご批判もあるようです

「治してなんぼ」
私の師匠の口癖です
少なくとも現場で仕事している我々にとって結果が大事
もちろん施術を受ける側こそ結果さえでればなんでもいいわけであって
誰が考えた技でも、どこで習ってきたかとかまったく関係ないわけですからね
師匠は協会理事長でありながらも臨床の最前線におられる方です
だからこそ出てきた本音のようです

もっともらしい理論が口ほどもなく効果がないことだってあります
現場では次の対応を強いられます
理論がどうのこうのとかは後からゆっくり考えればいいわけです

我々の世界にもインスパイアと思しき技法がいくつもあります
正統派であろうとなかろうとどうでもいいことです
役に立つんであれば鰯の頭だって信じましょう
「こだわらない、とらわれない、かたよらない」
ここ数年の私のテーマです

真似してもセンスのいいやつはオリジナルを超える
そんな風にも思ったりします

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