股関節の柔軟性と腰痛
股関節とは寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)にある寛骨臼と大腿骨頭からなる関節です
ご覧のとおり大腿骨(太ももの骨)の先にある大腿骨頭はボールのように丸い形をしており
それを受ける寛骨臼も丸くくぼみスムースに大きく動ける関節になっています
ところが多くの方は年とともにその動く範囲が減少していきます
特に関節の形が変わったわけでもないのに動く範囲が狭くなるのはなぜでしょうか?
ご覧のとおり股関節をまたぐ筋肉は多数あります
これらのすべてが股関節の動きに携わります
大腿部がいろいろな方向に動くのもこれらの筋肉がその力を発揮するからなんです
反面加齢や運動不足などの原因で筋肉が衰え硬くなっていくと
ほかの筋肉の運動に対する邪魔をしてしまうこともあります
つまり柔らかく伸びやすい筋肉ですと引っ張られたときもビヨ~ンと伸びるのですが
筋拘縮を起こして伸びなくなると拮抗筋の運動の妨げになります
つまりは関節の柔軟性を失うわけです
これだけ多くの種類の筋肉が少しずつ柔軟性を失うとなれば大変なことです
足を動かすたびに骨盤に対して不要な力が加わり骨盤自体がずれたり
腰部の筋肉に対して不要なストレスを与えてしまいます
私が今までこの仕事をしてきていつも感じるのは
腰痛の人の多くは足とお尻の筋肉が硬いということです
すべての人がそうだとは言いませんが
足とお尻の筋肉、つまり股関節の筋肉が硬い人は腰痛になりやすい
それはひとつの事実として申し上げられます
私自身ここ何年間か自分でストレッチをやってみたり
今もヨガについて研究しています(まだたいしたことないですけどね)
股関節と腰痛とは密接な関係にあることは間違いなさそうです
これから何年か掛けてもっと詳しく勉強しないといけませんね
もし股関節が柔軟になったなら・・・
腰痛の方も症状がマシになったり、あるいは治ったりするかもしれません
ただね・・・いつも言うんですけど
現状激しい痛みがある方がストレッチとかやると腰に負担を掛けすぎて
余計に痛みがひどくなる可能性が高いので
「一度やってみようか・・・」なんて考えないでください
むしろ痛みがなくなり「これなら大丈夫だ」というタイミングではじめてくださいね
私が股関節の柔軟体操をやってもらいたい方は
腰痛はないけど股関節が硬いという方なんです
本人は認識がないと思いますが
きっとそんな方は腰痛予備軍だと思いますよ
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コメント
メモメモ・・・(σσ)φ_
毎晩腰痛体操をしていますけど、かなりいいですよ
投稿: みさ♪ | 2008/08/01 10:59
腰痛体操だったら当然股関節をまたぐ筋肉にアプローチしているはずです
長く続けてくださいね
投稿: ひろ | 2008/08/01 11:05
表は柔らかいけど裏は硬いと言われたことがあります
腰痛出て肩こり出て頭痛出て
すべては腰からはじまってる気がするので
腰痛体操ってのをやってみたいです(´・ω・`)
投稿: めと | 2008/08/01 13:11
「表は柔らかいけど裏は硬い」
同じ意味で言われたかわかりませんが
裏は冷えやすく硬いことが多いようです
どんな体操でも続けてやることが肝心です
何年かかけてやってくださいね
そう簡単に結果は現れません
投稿: ひろ | 2008/08/01 13:33
単純にしか受け取れなかったんですが
裏のストレッチってのがいまいちわからないままです
柔らかくなっているというより現状より硬くならないように勝負ってところです(´・ω・`)
投稿: めと | 2008/08/01 13:47
そうですね
言葉での表現は微妙なニュアンスで違う場合がありますから
理解するのも難しいです
なにはともあれがんばってください
(無難にまとめたレス。。スマソm(_ _)m)
投稿: ひろ | 2008/08/01 14:24