« HELEN MERRILL | トップページ | 職人の会話 »

2008/06/02

肘内障

10年以上も前の話になりますが・・・
子供が2~3歳のころ突然肘が痛いといって大騒ぎになりました
あわてて病院に駆け込むとお医者様はこともなげに子供の手を動かしてあっさり治してくださいました
もちろん当時は私も普通のサラリーマン
身体の知識などまったく持ち合わせておらず
さっきまで痛いといって泣きじゃくっていた子供が
ケロッと涼しい顔をしているのをみて
いったい何だったんだろう???
狐につままれた心境で病院を後にしました

Photo

乳幼児の肘の関節は橈骨の関節の端が不完全な形状をしていて
ときとして橈骨を支えている輪状靭帯から外れやすく
子供の腕を引っ張ったり捻ったりすると脱臼を起こすことがあるそうです
「肘内障」と呼ばれますが7歳くらいになり骨の形がある程度整うまでに起こりやすいのです

脱臼することにより肘がダラリと伸びた状態になり曲げることができなくなったり
手のひらを上に向けることもできなくなるので判断できます
また骨折との区別についても腫れが出るかどうかで肘内障と判断できます

肘を固定してあげて強制的に屈曲したり、手のひらを上に向けたりして治ることもありますが
この場合の本職は整骨院や整形外科ですので速やかに受診することをお勧めいたします
脱臼の場合は私の仕事ではありません

先日もあるお母さんからお電話をいただき
お子様が肘内障になったようなので病院にいかれることをお勧めしたところ
行く途中で偶然治ってしまったそうです
とにかく子供が小さい間は親御さんもいろいろたいへんです

大きくなってもけっこうたいへんですけど・・・^_^;

|

« HELEN MERRILL | トップページ | 職人の会話 »

コメント

こんにちわ!
子供の腕を引っ張ったりすると脱臼を
起こすって、よく聞きますね。
>大きくなってもけっこうたいへん・・
納得です。悩み事が大きくなります(笑

投稿: うさうさ | 2008/06/02 15:38

自身も家族にも、脱臼した経験がないので、痛いのかしらね

脱臼する人はくせになるってききますけど、なおらないものなのでか。

確かに大きくなっても大変ですね(笑)

投稿: みさ♪ | 2008/06/02 15:51

うさうささん

小さなお子さんの骨は完全ではありません
肩も肘もデリケートにできています
気をつけてあげたいですね
 
 
みさ♪さん

小さいころの脱臼であれば体が成長していくにしたがって再発の危険性は消えていくケースが多いそうです

子供は大きくなってからのほうが大変という意見に関しては皆さん一致したようですな(笑

投稿: ひろ | 2008/06/02 16:17

こんにちは。

いつも楽しく読ませていただいております。

私は脱サラして柔道整復師になろうと思っており、今学費を貯めているところです。
ただ、そろそろ30が見えてきて、これから人生の進路を変えるのはかなりの勇気が必要で、かなり悩んでおります。

先生は脱サラして、柔道整復師になられたのでしょうか?

もしそうであれば、柔道整復師を志した時のことを教えていただけないでしょうか。

投稿: 柔道整復師に憧れる人 | 2008/06/10 12:52

いつもご覧いただきましてありがとうございます

実は私は整体師でして柔道整復師ではありません
柔道整復師はれっきとした国家資格ですが
我々整体師はあくまでも民間療法なので国家資格は持っていません

もちろん柔道整復師は地域医療にとって不可欠なお仕事ですから
それを目指されるのであればがんばってくださいね
どちらを目指されても同じだとは思いますが
単なる職業というのではなく強い使命感をもって臨んでくださいね

投稿: ひろ | 2008/06/10 12:59

そうだったんですか。

柔道整復師の資格がなくても、立派に仕事できるんですね。
それは知りませんでした。
開業して整体関係の仕事をするには、柔整の資格が必要だと思っておりました。

資格があるのとないのではどんなメリットデメリットがあるのでしょうか?
どちらを目指されても同じだというのはどこから来るのでしょうか?

資格があると、いろんな面で幅が広がると思いますし、患者さんの立場から見ても安心だと思うんです。
個人的には資格があるのとないのとでは、かなり大きな差があると感じます(すみません、勝手なイメージです)。

でも、実際、資格があっても、知識がない柔道整復師はたくさんいます。
先生はそこら辺の柔道整復師よりも知識があって、素晴らしいと思うので、わざわざ高い学費をかけてまで資格を取る必要はないような気もします。
独学で、先生のようになる自信も全くありませんし、非常に悩むところです。

投稿: 柔道整復師に憧れる人 | 2008/06/10 16:11

そうですね
国家資格を持つことのメリットはありますが
持ってることのデメリットなどはありません
保険が利くのは一番の利点でしょうね
それに国家資格を持っていて自由診療(保険がきかない)をされている方もおられますし

まあ、私の場合時間とお金の問題があったから取ることができなかったというのが正直なところです

ただし柔道整復師の学校に行くにも、民間療法を習いに行くのも金額の違いこそあれそれ相当のお金がかかることは事実です
独学で勉強される方はまずいらっしゃらないでしょうね
それと最近では整骨院がかなり増えてきたので国家資格があるから経営的に楽かというとそうでもないようです

基本は信頼を得るだけの技術・知識・経験や人間性などがないといけないということです

ただ民間療法は世間的に見て日陰の身みたいなもんですよ
たとえるならばブラックジャックみたいなものです(爆

投稿: ひろ | 2008/06/10 16:46

あははは。
ブラックジャックはカッコいいですね。
でも、ホントに先生は整体界のブラックジャックですよね。

僕は人の身体にとても興味があるので、やはりお金を貯めて(貯めながら)柔整の学校に行こうと思います。
僕はスポーツをしてますが、いろんな人がいつまででもスポーツができるような身体にしてあげたいと思っています。
相当な努力が必要ですが、この歳になってやりたいことがそれだと気付いたので、頑張ってみます。

先生みたいな方がいると、本当により頑張りたくなってきます。

また何かあったらコメントします。
これからも更新頑張ってください。

ありがとうございました。

投稿: 柔道整復師に憧れる人 | 2008/06/12 12:39

そうですね
ゆっくり時間をかけてお金もためて、情報も仕入れて
それからスタートされても遅くはないと思います
この仕事だけのことではありませんが
仕事以外の知識や経験も開業した後に役立つこともあります
今の仕事や生活が充実していたら治療家としても幅も広がるはずです

いつも応援していますので
またコメントをお寄せください

投稿: ひろ | 2008/06/12 13:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 肘内障:

« HELEN MERRILL | トップページ | 職人の会話 »