良い姿勢 悪い姿勢
疲れてくると誰もが姿勢が乱れてきます
長時間良い姿勢を維持するのは疲れてくるものです
「良い姿勢」=「しんどい」
「悪い姿勢」=「楽」
一般的にこういうイメージをもたれています
ところがそういう図式は必ずしも正しくないようです
この画像をご覧いただくと左が悪い姿勢で右が良い姿勢であるのはおわかりいただけると思います
一見、楽なように見える左の画像では頭部が前に突き出ている分だけ
首の筋肉は頭が前に落ちないように引っ張り続けなければなりません
右の画像ですと頭部が身体の中心線上にあるので
首周りの筋肉には余計な力は必要ありません
良い姿勢は身体の各部位が中心線により近いところにありますので
余分な力を必要としません
頚椎だけではなく脊柱全体に不必要な筋肉の張力が働きません
その分背骨はリラックスした状態でいられるわけです
アレクサンダー・テクニークにできること
痛みに負けない「からだの使い方」を学ぶ
アレクサンダー・テクニークは音楽家や声楽家たちに向けての
正しい声の出し方の理論ですが
正しい体の使い方を必要とするのは音楽家たちだけではありません
一般人の生活においても正しい姿勢や身体の使い方を覚えることは
多くの痛みに悩む危険性から回避できるということです
「悪い姿勢」は身体の一部分に負担を生じさせ
長い月日において「悪い姿勢」を習慣化することが
身体の痛みを引き起こすと説いています
「良い姿勢」のバランスのよさこそがムダな筋肉の緊張と疲労を防ぎ
痛みから解放されるのみならず、より効率的に身体を使い身体運動のパフォーマンスも向上します
余分な緊張をしないことが筋肉の本来持っている能力を最大限に発揮させるための手段
一般的な生活動作はもちろんのことスポーツにおいても同じことが言えるはずです
この書籍では「痛みをとる」ことに主眼を置いて書かれています
普段何気なくしている所作の分析をして
今、自分の身体が何をしているのかを理解しながら
意識することを習慣づけようとする狙いが感じられます
普段当たり前にしている姿勢や動作をもう一度見直して
楽に「良い姿勢」ができるように心がけたいですね
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コメント
ショーウイウインドウに映った自分の姿に、
えっー!!となってしまいます。
それに声のトーンの年々低くなってきてるし・・・・
この本を読んで、姿勢美人目指しますわ。(笑)
投稿: かほ | 2007/10/30 22:29
意外に自分の姿勢は認識できていないものです
低いトーンの声もシブイじゃないですか?(笑
投稿: ひろ | 2007/10/31 07:34
なかなか、興味深い書籍ですね♪
「読書の秋」してみようかと(笑)。
姿勢は、昨年の5月に某整骨院で指摘
されて以来、気をつけてます。また、
先生の以前の記事で「つま先を真っ直
ぐ、大また気味に」歩くことで定着し
てきた感があります。
お陰で年中「腰痛」を訴えていた母も
最近は全く「腰をマッサージしてくれ」
といわなくなりましたし、ワタクシも
会社の健診で何故か身長が2センチ伸
びてました(笑)。今までどんだけ猫
背だったのかと…。
これからも背筋をピンと!胸を張って
歩きたいです^^V
投稿: あっけ | 2007/11/04 13:18
習慣づけるというのは時間のかかるもので
1~2年くらいは続けないと効果はでないものです
やり続けた方だけが感じることができる特権なのかもしれません
投稿: ひろ | 2007/11/04 14:35