川福 本店
「喜久三亭 川福」さんには二度伺って独特のうどんをいただきました
いま流行の強いコシでもなく伸びのある麺でもなく
独自の味わい深さとソフトなコシが印象深い老舗らしいお味でした
その「喜久三亭 川福」さんの本家にあたるのが
心斎橋にある「川福 本店」
歴代の総理大臣にうどんを振舞ったという老舗です
お店の中には総理大臣や著名人の色紙がずらっと並んでいます
しかし「でもそんなの関係ねぇ~~」です
しっかり味を確かめないと・・・
「鴨汁ざるうどん」を注文すると
「茹でるのに10分ほどお時間かかりますけどよろしいでしょうか?」
茹で置きの麺でないのが嬉しいですね
「望むところです」という感じでしばらく待ちます
先に鴨汁が出されました
その後続いてうどんが運ばれてきました
麺もツルツルのピカピカ
やはりここの麺も派手な感じではありませんが
ややソフトさが残る優しいのど越し
それでも中のほうにはグミのようなコシがあります
麺そのものの味も噛むごとに口に広がります
面白いのが鴨汁
普通の鴨汁だったら鴨とネギが一般的
ここの鴨汁は焼ナスや薄揚げが入ります
ダシそのものの味は薄めですが麺との絡みは良好
技ありのつけダシです
全体的に派手にアピールするところはありませんが
落ち着いた感じのうどんは老舗の「ワビサビ」を感じさせてくれます
飽きのこないうどん・・・
これがお店が長く愛される秘密かもしれません
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