傾向
普段ここに来る人は身体のどこかに痛みを感じ
それを主訴として来院されます
ほとんどが筋骨格系に由来する痛みであって
腰痛はもちろんのこと、腕が上がりにくいとか
膝の曲げ伸ばしに痛みを感じるというような
特定箇所の明確な症状を訴えてきます
それに対処するためにカウンターストレインやマッスルエナジー・テクニックなど
筋肉に対し影響を及ぼす技法を多く使います
これらの技法を使うことによって罹患筋に対し
私自身も明確な変化(効果)を感じつつ施術ができるので
ある程度の見通しがつきやすいということもあり
好んでこれらの技法を用います
ところが最近の傾向として頭蓋仙骨療法を使わざるを得ないケースが格段に増えています
頭蓋仙骨療法とは・・・
頭蓋骨は一枚のヘルメットのような骨ではなく
前頭骨・頭頂骨(2つ)・側頭骨(2つ)・蝶形骨・後頭骨が
縫合という結合形態で成り立ち
一定のリズムを刻み動いているのです
その動きを駆動力として脳脊髄液を脳から脊髄にまで循環せしめます
これを我々の間では一次呼吸と呼んでいるのですが
このリズムが乱れると脳脊髄液の循環が阻害され
脳神経系の機能低下からくるさまざまな症状が出てくるようです
病院でその箇所の検査を受けても特段異常が認められず
それでもなお確実に身体に襲い掛かる不可思議な症状がなくなることなく
お悩みの方も少なくないようです
頭蓋骨のリズム(一次呼吸のリズム)を取り戻すために
各箇所の硬膜の緊張を開放するためのテクニックが
頭蓋仙骨療法(クラニオ・セイクラル・セラピー)というわけです
具体的なことはここでは申し上げられませんが
ここ半年ほどでもこの技法を用いるケースが増え
この1~2週間でも激増しています
正直申し上げてよほど複雑なケースでなければこの技法を使うことはありません
それだけ微妙な技法でもあり
体力をあまり必要としないのに終わった後はこちらもグッタリしてしまいます
この傾向は一時的なことなのか?
それともそういうニーズが増えてきているのか?
複雑な思いでそれぞれの方の成り行きを見守っています
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コメント
こんにちわ!
色んな痛みがあって来院される方ばかりで
しょうから、ここは、ひろさんの腕ですね。
あっ!プレッシャーかけていないですよ。
頭蓋仙骨療法ですか、難しいなぁ。
投稿: うさうさ | 2007/07/24 11:46
結果さえでればいいんですけどね
難しい症状は本人さんもそれだけ辛いわけですから・・・
投稿: ひろ | 2007/07/24 12:14
自分もあちこち痛いんですよ~ (´-ω-`;)ゞ
とくに、数年前から頭痛がよくあるんです。
セキをした時や、床のものを取ろうとして頭の位置を腰より低くすると、まるで孫悟空が頭の輪を締められてる時みたいに、ギューッと締め付けられる感じがあるんですよね。
だもんで、しゃがんで取ったりしてます。
ほかにも、クビの付け根が押される感じがしたりとか、時おり腰やひざが痛くなったり。
歳をとるのはいやだなぁ。。。_| ̄|○
投稿: 眠り猫 | 2007/07/24 16:50
きちんと原因がわかる症状ならいいんですけどね
対処法がわかりにくい症状なら困りますよね
年を取っても元気な人はいくらでもいますから
すべて加齢のせいにするのも危険かもしれませんよ
投稿: ひろ | 2007/07/24 16:57