水と塩と体温と
以前ご紹介したこの書籍
「病は冷えから」
医師である石原結實先生が東洋医学の立場で体温を高めることが
あらゆる病気の予防になるという見解を述べておられます
あれから何度か繰り返し読んでいると
興味深いことが書かれています
近年の風潮として「塩分の取りすぎは危険」であるとか
「水分補給を充分にする」ということが常識となっています
もちろんそのこと自体は正しいと思うのですが
誰でもそれに当てはまるというわけではなさそうです
「塩分の過剰摂取」は高血圧の原因となることは常識的なことですが
石原先生の見解によると人によっては血圧を上げて
体温を上昇させる必要のある場合もあるという趣旨のことをおっしゃっています
たとえば寒冷地では多く塩分を取る食文化が根付いていて
それによって冷えから身を守る習慣があるそうです
どちら正しいとかじゃなくて
その人の体質によって決めるべきであるということなんでしょうね
問題なのは「過剰摂取」ということであって
塩分を取ること自体は絶対に必要だということなんでしょう
「水分の摂取」にしても同様で
体重の70%が水分である我々人間には水分は絶対に必要です
ところが過剰な水分は体温を低下させ
基礎代謝を下げてしまい
身体の機能が低下すると書かれています
実際、冬場の寒いときはトイレが近くなり
余分な水分を排泄することにより体温の低下を防ぐようです
また過剰な水分補給により腎臓に負担がかかるということもあります
これも夏場に熱射病になっては困りますので
適切な水分補給は当然のことですが
何でもかんでも水分補給すればいいってものではなさそうです
思うに・・・
人間誰しも加齢とともに基礎代謝が下がっていきます
また高血圧は高年齢の人に多い症状です
もし身体が体温が低下していくのを補うために
血圧を上昇させて体温を上げようとしているのならば・・・
こんなふうに考えてみると
一概に血圧の上昇そのものを否定できないのかもしれません
もちろん高血圧の状態は好ましいとはいえません
皆さんご存知の通り脳卒中などの危険性があるからです
でもそれが嫌なら・・・
基礎代謝を維持すべく筋肉の減少を少しでも防ぐ手立てを考えた方がいいのかもしれません
つまり若い身体を維持すべきことを第一に考えたほうが得策じゃないでしょうか?
高血圧の人が病院に行かれたら
多くの医師は軽い運動をするように指導されるようです
人により個人差もあるでしょうし、いろんな考え方もあるでしょう
この本を読んで私の考えていることがすべて正しいともいえないかもしれません
ただ安易に「水分はたくさん取らないといけない」というのも考えものですし
あたかも塩分が悪者扱いされるような考え方でもいけないでしょうし
まず自分の身体の状態をきちんと認識してから
自分自身にあった対処法を見つけ出したいものです
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コメント
それぞれは決して毒ではありませんよ
要は見極めの問題かと・・・
投稿: ひろ | 2007/04/23 11:46
こんばんわ!
体温を高めることがあらゆる病気の予防に
なるという訳なんですね。
今日は、朝から総合病院の眼科に年1度の
検診に行ったのですが、9時半前に入って
呼ばれたのが、12時前ですぅ。
お昼を済ませ、診察。
目薬が出るのが意外に早くて1時過ぎで完了。
これで早いと吃驚なので、ほんとにねぇ(笑
投稿: うさうさ | 2007/04/23 23:09
病院は待ち時間の割りに診察時間が短いのが辛いところですね
まれにヒマなところもありますが・・・
それもチョッと恐い気が・・・(笑
投稿: ひろ | 2007/04/24 07:59
>過剰な水分は体温を低下させ基礎代謝を下げてしまい身体の機能が低下すると書かれています
…(゜゜;)
私職場で水分とりすぎているようです
たくさんとればいいと信じてました(^^ゞ
投稿: | 2007/04/25 10:30
う。。どなたでしょう^_^;
具体的なことは私にもわかりませんが
「常識」と思っていたことももう少しいろいろな方向から検証した方がいいのかもしれませんね
投稿: ひろ | 2007/04/25 12:18
↑あ~ごめんなさい
名前いれてなかったのですねm(__)m
投稿: たこ坊主 | 2007/04/25 12:23
これでホッとしました(^◇^)
投稿: ひろ | 2007/04/25 12:47