パンチ
9月に黒岩静枝さんというボーカリストと初めてお会いしたときのお話です
歌手と整体師が初対面で何の話で盛り上がったかというと
なんとボクシングの話でした
二人ともとりわけボクシングが好きというわけでもないのですが
「切れのいいパンチ」の打ち方について話をしたのです
腕の動きだけに限った議論ですが
パンチを打つときは主に上腕三頭筋を働かせて肘を伸ばしにかかります
そして相手の顔面にヒットしてから
今度は上腕二頭筋を働かせて肘を折りたたみます
ところが黒岩さんのおっしゃるには
パンチが当たってから腕を引いてはダメ
パンチが当たる瞬間の直前に腕を引く動作をしないといけない
こういう趣旨のことを言われました
人の身体は命令を下してすぐに反応するわけではありません
ほんのわずかなタイムラグが存在します
「パンチが当たったなぁ」
こう感じてから腕を引いていては
次の動作にすぐ移ることはできません
いやむしろ、バランスを崩し身体の中心軸もぶれてしまいます
要するにひとつの動作を完結する前に次の動作の準備をしなさい
こういうことをおっしゃったわけです
歌でも一小節歌い終わる前に次の準備を始めないと・・・
ひとつのフレーズを歌い終わる前に次のフレーズを歌う準備をしないと・・・
次が満足いく歌い方ができないといわれました
きっと瞬間に次の展開を想定して歌っておられるのでしょう
「ゆきの」さんのご主人の厨房での動きを見ながら
このエピソードを思い出しました
恐ろしく速いスピードで的確に何人もの注文のうどんを作る様は
何人お客さんがいて、何を注文して、それぞれの注文の品を作るためにはどれくらい時間がかかって
何から作って、その間に麺を茹でて・・・
きっと頭の中での展開が次々と浮かんでらっしゃるのでしょう
漏れ聞く話によると・・・
厨房での動きをよくするために鍋の柄を少し切って使われているそうです
どこまで凄い計算で仕事をしておられるのでしょう・・・
当然出てきたうどんにも「パンチ力」もあれば「コシ」もあります
やっぱりすごい・・・
| 固定リンク
コメント
お見事な腕前でございます(笑
投稿: ひろ | 2007/03/08 12:08
う~~ん ゆきのさんの ウルトラパンチにくらくらです。
お腹すいたぁ~~~~。
投稿: teru | 2007/03/08 12:45
まだ食べてないんですか?(^◇^)
お腹すいたら倒れますよ(笑
投稿: ひろ | 2007/03/08 12:48
倒れたくないので・・・こんど 「ゆきの」さんにつれていってくださいね~~。勝負!!
投稿: teru | 2007/03/10 00:18
了解しました。。
大盛りを食べさせてあげます(^◇^)
投稿: ひろ | 2007/03/10 07:59