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2007/03/22

徳川夢声さんの言葉で
「『間』は『魔』なり」というのがあります
話術にかけては第一人者だった徳川夢声さん
昔、ラジオで「宮本武蔵」の朗読をかじりついて聞いていました

『間』といのは話の途中に存在する『空白の時間』です
しかし単なる空白ではなく
句読点を表す間・場面展開をするための間・聞き手の注意をひきつけるための間
空白の時間によって話の幅が広がります
「間」がなくてだらだら続くのを「間抜け」といいます
間を取ることによって話にも生命力を与えることができます

以前、引退された上岡龍太郎師匠の講演を聞いたことがあります
この方の話術もすばらしい・・・
1時間半の間、一度も接続詞を使わずに
間の取り方だけでいろいろな話を組み合わせておられました

武術でも間合いというのは重要です
両者いずれかの間合いになることによって
勝負が決することもあります
 
 
「次はいつ来たらいいでしょうか?」
初めて来られた方はこう聞かれます
答える方にとっては一番難しい質問です
施術が終わって「間」を空けずにすぐやるのも効果的ではないでしょうし
かといってあまり長い期間をおいても施術の効果がなくなってしまうので困ります

専門的になるかもしれませんが・・・
虚血性圧迫でも圧迫そのもので血流改善がなされるのではなく
圧迫をといたときにこそその勢いで血流がよくなります
マッスルエナジー・テクニックでも
腱紡錘に働きかけているときに紡錘線維の異常が解かれるのではなく
リラクゼーションのときに異常信号が解かれると思います
このときの「間」の取り方で同じ技をかけても効果に違いが出るようです
場合によってはカウンターストレインは「間」そのものがポイントなのかもしれません

「『間』は『魔』なり」
この言葉は我々にとっても重要な意味があるのかもしれません

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コメント

トークの間と 施術の間を 同じように大切に考えておられるんですね。
間 が大事!! ありがとうございます。(いろいろな事にいかせそうです)

投稿: teru | 2007/03/22 11:48

上野さん

楽しければなんでもアリ・・・
こういう間合いでブログをやっています(^◇^)
 
 
teruさん

なんでやねん(;´Д`A ```
トークにさらに磨きをかけて・・・
かように考えております(笑

投稿: ひろ | 2007/03/22 11:55

性も無い事言ってもいいですか?

如何わし気な新興宗教の教祖様などは、
話の「間」の取り方が上手そうですよね。
じゃなきゃ・・・・(笑)

投稿: ふんばり店長 | 2007/03/22 14:06

昔、クラシック聞きに行った時のことです。
どんな曲だったか忘れましたが、演奏の途中でほんの一秒ほど無音の時がありました。
「シーン」ってほんとに聞こえるんですね。
身が震えました。

誰と聞きに行ったかはヒ・ミ・ツ。

投稿: まさ | 2007/03/22 14:27

ふんばり店長さん

ああいう方々が独特の「間」がありますね
見習わないと・・・(爆
 
 
まささん

そうですか。。もう耳鳴りが出るようになりましたか(;´Д`A ```
いいとこ紹介します(笑

投稿: ひろ | 2007/03/22 14:43

次はいつお伺いしたらいいでしょう?・・・(*´σー`)エヘヘ

投稿: 390X | 2007/03/22 19:12

次って。。まだやったことないですがな・・・

投稿: ひろ | 2007/03/22 19:17

皆さん鍛えられてらっしゃいますから・・・(^◇^)

投稿: ひろ | 2007/03/23 07:47

う~む、麺食いには「間」がないようですな。

投稿: まさ | 2007/03/23 09:45

実は昨日まで3日連続の出撃です(笑
さあ。。4日連続になるか・・・(^◇^)

投稿: ひろ | 2007/03/23 10:18

お詳しいですね・・・

筋紡錘=筋肉の伸び縮みを感知する感覚器官
腱紡錘=筋肉の張力を感知する感覚器官

ということですが・・・

「拮抗する」というよりは(腱紡錘が)ストッパー的な役割を果たすのかもしれません

おっしゃるとおりここで申し上げたことは
私の感覚的なもので具体的な事実ではありません
少し私の表現が適切ではなかったのかもしれませんね

運動するときは充分にストレッチしないといけませんね
詳しいことはこちらをご覧ください

http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/stretch/st7.htm

投稿: ひろ | 2007/03/26 08:17

私が信頼するスポーツトレーナーの方のサイトです
これを見て私も参考にさせていただいております

投稿: ひろ | 2007/03/27 07:51

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