そば切り 蔦屋
地下鉄谷町六丁目の駅を少し歩いて五丁目を超えた所で東に曲がると
大阪の中心部とは思えない石畳の階段がそびえていました
少し急な階段を駆け上がるとビル街から一転して下町の風景が目に飛び込みました
さらに少し歩いて「銅座公園」が見えてくると向いに古きよき昭和を思わせるたたずまいのお店が見えてきます
そば切り 蔦屋
私が子供のころはこういう家屋も多かったんですが
さすがに今の時代では木造の古いつくりの建物も見なくなりました
先月「ろあん鮎美」さんに行って以来久しぶりの蕎麦です
慣れていないせいか蕎麦はうどんのように気軽に食べられる感じではないのですが
こういうレトロ調の落ち着いたたたずまいは安心感を与えます
伺うと築100年ほどだそうでレトロというか古色蒼然というか・・・
独特の雰囲気を醸しだします
テーブルについて奥を見ると大きな石臼で蕎麦を引く音が響いています
こちらまでが100年前にタイムスリップしたかのような錯覚を楽しみながら注文の品を待ちました
こちらが「鴨汁蕎麦」のあつ盛り
うどんと同じくらいの太さの麺をゆがいてもらい
水で締めることなくことなく温かいままでいただきます
先週「桂ちゃん」で鴨汁で釜揚げうどんをいただきましたが
本来は鴨汁といえば蕎麦がポピュラーです
おわんいっぱいの鴨汁につけて蕎麦をいただくと
蕎麦の香りがパッと広がるというよりは
ジワジワ噛めば噛むほどゆっくりと漂います
鴨汁も蕎麦つゆ独特の癖のないオーソドックスな味わいのようです
蕎麦にはいろいろな食べ方があるようですが
太くて温かい麺を麺つゆでいただいたのは初めてです
食べ終わりに近づくと蕎麦湯が運ばれてきます
余韻を楽しみながら蕎麦湯を飲み干し
真っ暗になった表に出て行きました
異次元空間の入り口のような石畳の階段を下りると
そこには車が行きかう谷町筋が見えてきます
なんとなく都会の現実に戻ったような気分です
夢を見ていたかのような不思議な空間で味わう蕎麦もひときわ印象深いものになりました
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コメント
ほほぅ、谷町の夜を楽しまれたのですな。
投稿: まさ | 2007/02/22 11:16
谷町筋はまささんの縄張りでしたな(´-`)
いいお店があればご紹介ください
投稿: ひろ | 2007/02/22 12:13
谷町4丁目界隈に ありませんでしょうか?
ダンスの帰りに行ってみたいのですが・・・。
投稿: teru | 2007/02/22 12:52
四丁目から五丁目
歩いて5分ほどでっせ・・・(´-`)
あのような風情のあるお店はteruさんのような
憂いを秘めた美女が絵になります
ぜひお立ち寄りくださいませ
投稿: ひろ | 2007/02/22 14:29
『行きます』行かねばなるまい・・・・。
絶対に行きます(爆)
投稿: teru | 2007/02/22 16:52
踊り終えた美女が憂いながら歩く谷町筋・・・
「ああ。。お腹すいた・・・」
つぶやく声がレトロな町並みにこだまするのであった・・・(´-`)
投稿: ひろ | 2007/02/22 16:56
こんばんわ!
築100年のレトロな雰囲気って、
味があるのでしょうね。
お蕎麦、美味しいのを食べたいな。
蕎麦湯が、また美味しいでしょう。
投稿: うさうさ | 2007/02/22 22:43
蕎麦はそれ自体の味だけではなく
「雰囲気」や「粋」というものも楽しめます
私にはまだ難しいですけど
蕎麦に嵌る人の気持ちもなんとなくわかります
投稿: ひろ | 2007/02/23 08:10
開店当初からそば切り蔦屋に行ってるのですが昨日友達7人を自慢のお店へと。蔦屋へ電話で開店しているのを確認して全員同じテーブルにはつけないと言われ承知して来店してみたらうちは団体のお客さんは長くなるのでお断りしていると言われました。ゴールデンウィークだってので遠方のお友達を誘って行ったのに。それだったら電話で7人と言った時に断ってくれればよかったのに。どうしようかとぐずぐすしてる私達に出し巻き卵や蕎麦掻は団体さんなので注文してもらえないですがお蕎麦だけだったらとお店の方から・・・すごく気に入ってたのにその対応にもがっかりでした。
投稿: まろぴぃ | 2008/04/30 16:45
好きなお店に友人を連れて行きたい気持ちはよくわかります
普段と同じ対応をしてくれるだけで充分ですのにね
条件によって応対が変わるのは私も好きではありません
残念ですね
投稿: ひろ | 2008/04/30 18:19
早々のコメントありがとうございます。少し落ち込んでいますが元気を出します。
これからもブログ拝見させて頂きます。
投稿: まろぴぃ | 2008/04/30 18:35
お店側にもそれぞれの事情もあるでしょうから仕方のない場合もあるでしょうね
蕎麦屋さんもいろんなお店があります
多くのお店を周るうちにそれぞれの個性を楽しめます
またこちらのブログにも遊びに来てくださいね
投稿: ひろ | 2008/04/30 19:40