寝違い
最近でこそなくなりましたが
子供のころはよく寝違いになりました
首を回そうとしてもズキンとくる痛みが脳天まで走ります
泣くに泣けないなんともいえない痛みは今でも忘れられません
子供のころよくお世話になった鍼灸院で
ものの見事に治してもらい
子供心にすごいなぁと思ったものでした
そのころからこういう仕事に
憧れを持ったのはまちがいありません
なにせあれだけ苦しんでいたのに
わずか数十分で解放してもらえるなんて
まるで魔法のようでしたからね・・・
今ではその私が整体師という仕事について
毎日、魔法のように痛みを抱えた方をたちどころに解放してあげる・・・
そういうふうになったらいいなぁ~
・・・なんて考える今日この頃です(笑
ところで「寝違い」ですが・・・
私は「起き違い」と考えています
つまり寝ている間に首を痛めたのではなく
起きた瞬間に「寝違い」になってしまうからなんです
寝ている間ずっと上のほうを向いて寝ている方も少ないと思いますが
左右のどちらかに首を曲げて寝ていると
首の筋肉の一方は縮み反対の筋肉は伸びきった状態になります
それ自体は問題ないのですが
それが長時間に及ぶとたるみきった方の筋肉の中にある
筋紡錘という収縮の度合いを感知する感覚器が麻痺してきます
それでもゆっくりと元の位置に戻してやれば
問題はないのですが
目覚めた瞬間にパッと元に戻すと
縮みきっていた筋肉は突然引き伸ばされ
その筋肉の中の筋紡錘はパニック状態に陥ります
まぁ簡単に言うと・・・
気楽にたるみきっていた筋肉が急に引き伸ばされると
「ヤバイ!!引っ張られたら切れてしまう(汗)」
こう勘違いしてしまうわけです
パニック状態に陥った筋肉は
「イヤだ!!引っ張らないで!!」とばかりに
力をいれて抵抗をします
本来伸びて当然の位置まで伸ばそうとしただけなのに
頑なにそれを拒否します
そういうわけで首を元に戻そうとしても
その筋肉は縮んだままの状態で言うことを聞いてくれません
無理に引っ張ると痛みが走るわけです
もちろん普段あまり疲れていない状態だと
こんな勘違いも起こりにくいのですが
肩こりや首の周辺が凝っていたり
クーラーで冷やしすぎたときも
勘違いが起こりやすいのです
私が寝違いの方に施術するときは
勘違いしている筋紡錘に優しく状況を説明して
異常信号の発生をやめてもらうように説得します
それで筋紡錘が納得してくれたら
たいてい寝違いの状態をやめてくれるはずです
まあ。。魔法のようにはいきませんけど・・・(笑
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コメント
寝違いって施術でなおるんですね。
時間がたたないとだめかと思ってました。(^_^; アハハ…
投稿: みさ♪ | 2006/08/11 10:26
治るときもあります(笑
それと寝違いになった根本原因を取り除かないことには
施術の意味もありません
投稿: ひろ | 2006/08/11 12:25
こんばんわ!
子供の頃、お世話になった鍼灸院があるとは、
流石!ひろさんです。
こういうお仕事とご縁があったのかも・・・。
投稿: うさうさ | 2006/08/11 22:43
縁があったんでしょうね。。
その先生に対する憧れはありましたからね
投稿: ひろ | 2006/08/12 07:56