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2006/05/28

評価

こんなニュースがありました
手術多いと「いい病院」? 厚労省が検討会発足へ

 手術件数が多いほど「いい病院」なのか――。病院ごとの年間手術件数と治療成績の相関関係を調べるため、厚生労働省が近く検討会を発足させる。同省は手術件数で医療の質を評価する仕組みづくりを目指しており、検証結果は08年度の診療報酬改定に生かす。
 厚労省は「手術数が多い病院の方が治療成績が良い」との海外文献を元に、02年度の診療報酬改定で手術の種類ごとに年間手術件数の基準を設定。基準を満たさない病院には、その手術に対する報酬を3割カットする仕組みを導入した。特定の病院に手術を集中させることで医療の質の向上を狙った。
 しかし、症状が重い患者ほど手術は難しくなることなどから、医師や病院関係者には件数と質を単純に結びつける方法に疑問を持つ人も多い。中央社会保険医療協議会(中医協)の専門部会も昨年12月、「ごく一部を除き、手術件数と治療成績が相関するとは言えない」との報告書をまとめた。これを受けて厚労省は今年度の改定で報酬カットの仕組みを撤廃したが、相関関係の調査は続けることにした。
 検討会では、治療成績を大きく左右する個別の患者の重症度も詳しく調べる方針で、国内ではこれまでにない本格的な調査となる見通し。

特定の病院に対し専門性の高い手術を
集中させるという趣旨はよくわかりますが
運用いかんによっては無駄な手術を増やして
診療報酬を維持させようとするところも出てくるでしょうね
制度により客観的な評価を出そうとするのは難しいようです

個々が良心に従い運用すればとてもいい制度になりうるのでしょうが
現状では病院も生き残りに必死です
「患者のための医療と利潤追求」という命題
奇麗事を言ってもつぶれたらそれまで・・・
厳しい現実の中でどちらに比重を置くか・・・

他人事ではないニュースです
ポリシーを貫くというのは並大抵ではありません
「よくなったから、もうこなくていいですよ」
こんなことをいい続けていた挙句に
ほとんど誰も来なくなって
収入がなくなった時期もありました(涙
それでもこうして続けてこられたのも
ポリシーを貫いたおかげかもしれません

このニュースでも「誰が悪い?」というだけではなく
「これからどうしたらいいのか?」を真剣に考えなければいけない時期なのかもしれません

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コメント

ヾ(^▽\) またまた♪お邪魔します。
飲食店と、医療関係の仕事と、はたまた土建業、IT企業など職種は違えど、本物を追求すること(本当の意味で本物ということが解らなくなったり)、ポリシーを貫くと言うこと、従業員や家族がいれば、とくに利益も考えなければいけないし、実に難しいですね。

投稿: げん | 2006/05/28 11:33

言うのは簡単ですけど
やってみるのは苦しいものです

最終的にその人自身が出るのでしょうが
組織の場合はそれも難しいでしょうね

投稿: ひろ | 2006/05/28 11:57

感じのいい、お店でも、お医者さんでも皆に紹介したいし、何かあれば理由をつけてちょいちょいお邪魔したりします。
怪しい所はやっぱり足が遠のくかな。
大きい組織は難しいかもしれないけど、おばちゃんの評価も案外侮れないと思います。

投稿: まきち | 2006/05/28 13:19

> おばちゃんの評価も案外侮れないと思います。

実際ウチもおばちゃん方(失礼)の口コミでここまで来れました

頭があがりません。。ハイ・・・m(_ _)m

投稿: ひろ | 2006/05/28 14:00

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