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2006/02/18

生みの苦しみ

テレビや雑誌などで様々な体操が紹介されています
「これをやれば痩せる」「これをやれば腰痛が治る」
「五十肩にはこの体操」「○○体操で太腿をすっきり」
数え上げたらキリがありません

ところがこういう体操をやった翌々日ぐらいに
「かえって痛くなった」
こういいながらこられる方は少なくありません
「エライ目にあった」「もう二度としない」
後悔しながら説明されます

そりゃそうでしょう・・・
それに該当する筋肉を今まで使っていなかったのが
テレビを見て張り切ってやれば筋肉痛にもなってしまいます
これで懲りているようでしたら、最初からやらない方がマシ
もしやるなら最初1ヶ月程度は慣らし運転のように
ゆっくりと回数も少ない目にするべきです
段々慣れてきたころから回数を増やしていったり
動かす範囲も広げていくべきです

どうせ結果が出るまでには最低3ヶ月はかかるはずです
目的によっては1年ぐらい必要なものもあります
もし一週間程度ではっきりとした効果が出るならば
誰でもやるはずです

だから最初から無理しないで徐々にペースを上げていくのが
こういう体操を上手くこなすコツなのかもしれません
「初めチョロチョロ、なかパッパ、赤子泣いても蓋取るな」
ご飯を美味しく炊くコツと似ているのかもしれません

無理なく、痛みもなく長期間運動を続けていくのがベストですが
実際に長期的に計画を立てていても
思うとおりに行かないのが世の中の常です

私の知る範囲では・・・
半年計画でゆっくりとしたペースで運動を続けていても
だいたい運動をやりだしてから1ヶ月を越えたあたりから
疲労がたまってきます

元々自分の弱いところを鍛えるための運動です
弱い筋肉は当然疲労をためやすいのです
いくら少しずつの運動でも長期間となると
多少の疲労は蓄積していきます

それが積もり積もって異変を感じだすのが
2ヶ月目から3ヶ月目の間に多いようです
運動は継続していただきたいのですが
上手く量を減らしたり、休む日を作ったりして
調節する必要があります
(これがなかなか難しいのですが)

筋肉の細胞が新しいものに入れ替わるまでに
要する日数が約90日といわれています
つまり運動をやり始めてから90日過ぎるまでは
筋肉の細胞は古いものが残っているというわけです

古い筋肉の細胞はいくら鍛えても強くなることはありません
新しい細胞に代わるまでは変化は期待できません
つまり弱々しい細胞で無理な運動を続けていることになります

この時期プロ野球選手は自主トレからキャンプに入っています
シーズンオフから体を動かし始めてちょうど1ヵ月半になろうとしています
毎年この時期になると身体に張りが出てきたり
ケガに見舞われる選手の話題が出てくるころです

プロのスポーツ選手ですら継続したトレーニングの中で
最高のパフォーマンスをすることは容易ではないのです

一念発起して運動をやりだして1~2ヶ月目
ちょうど生みの苦しみを味わう時期なのかもしれません
上手く乗り切ってください

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コメント

こんにちわ!
これをやれば痩せるって言うのには、
惹かれそう(笑
でも、ほんといきなりやったら返って
筋肉痛になったりしますね。
3ヶ月、1年と、長い目で見たほうが
よさそうですね。

投稿: うさうさ | 2006/02/18 12:24

料理を作るのだって下ごしらえが必要です
身体を作るのだってじっくりと時間をかけて下ごしらえをしないと上手くいかないと思います

投稿: ひろ | 2006/02/18 12:58

90日でいれかわるんですね?
人格も変ると楽しいかも・・・
う~~ん。ややこしくってだめかなぁ(笑)

投稿: teru | 2006/02/19 08:02

人格は90年たっても変わらないと思いますよ
変わらないほうが面白くていいじゃないですか・・・(笑

投稿: ひろ | 2006/02/19 08:27

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