膝の絞り
どうしても納得できないことがあります
多くのスポーツで「膝の絞り」という言葉を使います
あるいは「膝の送り」という言葉で表現しますが
ゴルフではテークバック時に膝を内側に持っていくときこの言葉を使ったりします
ところが膝の関節は蝶番関節といいひとつの方向へしか動かない関節です
もちろんその方向とは前後の動きです
つまり内側や外側には動かない関節なんです
とうぜん膝を内側に絞るなんて芸当はできるはずもありません
しかし現実に膝の位置は内側に移動していきます
これにはどういう謎があるのか?
その秘密は元々の姿勢にあります
スポーツでは「棒立ち」といって膝を伸ばしたままの状態は厳禁です
膝を多少曲げた状態で動き始めます
膝を曲げた状態で内転筋を動かし、膝の位置を内側に変えているだけのことなんです
そのときつま先は地面に接地しているので
あたかも膝が内側に曲がるような感覚になるのです
「膝を絞る」ことによって体重移動をしているわけなんです
いわゆる「タメ」を作るための動きです
しかし膝を曲げた状態で長くいると足腰の筋肉に負担がかかります
特に大腿四頭筋は疲れてきます
そうなると試合後半になってから、その姿勢が維持できず
「棒立ち」の状態になってしまいます
結果的にタメが無くなり瞬時に動けなかったり、力が入らなかったりします
膝を絞るためには内転筋の能力よりも
その姿勢を維持できる大腿四頭筋・殿筋群・腸腰筋の持久力が必要なようです
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コメント
はい。そうだったんだぁ~~。
膝のタメについては、いつも先生に言われている事です。
でも、膝の構造がそんなになってるなんて知りませんでした。
トラックバックもリンクもありがとう~~
私も貼らせていただいたのだぁ~~~。
これからも 宜しくですぅ♪
投稿: teru | 2005/12/14 11:36
タメといってもそれなりの構造があります
関節の柔軟性と足腰の筋力
両方が兼ねそろえれば黙っていてもタメはできます
こちらこそよろしくお願いします
投稿: ひろ | 2005/12/14 12:19