ローマは一日にしてならず
「今朝突然痛み出したんですよ」
「それまではなんともなかったんです」
よく聞くセリフです
ところが実際、身体を触ってみると
深く刻まれた年輪のように
ずいぶん以前から徐々に悪くなって行ったように見受けます
多いんですよ・・・このパターンが
痛みを感じるまでには「閾値」といって
一定の刺激の量が必要です
簡単に言うと身体のどこかが悪くなっても
ある一定のレベルにならないと痛みを感じないということです
当の本人はいたって健康、どこも悪くないという認識で
普段と変わらない生活を送っています
塵も積もれば山となる
少しずつ状況が悪化していきます
で、結局その「一定のレベル」というやつを
超えてしまった結果が痛みとなって現れるようです
逆に何回か施術しても痛みが取れない場合もあります
ところが私が触ってみると
少しずつですがよくなっているように感じられることもあります
ところがよくなったといっても
痛みが取れる「一定のレベル」までは
よくなっていないということなんでしょう
本人にしたら「何回も通ってるのに全然変わらない」
こう感じられているはずです
私がいくら説明をしても結果が出ない限り
信用されないことはイヤというほどわかってます
痛みが軽減したり、取れてこそ
今までの説明が本当のことだったのが理解いただけます
悪くなるときも、良くなるときもある程度の時間が必要なようです
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