バランス
「腰痛の原因はこの筋肉の老化にあります」
テレビなどでよく言われるフレーズです
私も似たようなことをいいます
「そこで腰痛防止にはこれをやりましょう」
番組後半になるといくつかの運動が紹介されます
やはり私も似たようなことをいいます
それで問題がすべて解決するのか?
否、問題がすべて解決することはないと思います
それではテレビで言ってることは間違っているのか?
否、全くもって正しいと思います
それでは何が言いたいのか?
一番大事なのは「バランス」なんですよ!!
腰痛が起こるときには弱っていて正常に機能しない筋肉があります
でもそれは一つや二つではすまない場合が多いということなんです
例えばここでも何回か取り上げましたが大腰筋・脊柱起立筋や殿筋なんかは
腰痛を引き起こす主役かもしれません
腰痛の方は腰方形筋も硬くなっています
時には梨状筋が仙骨の変位を引き起こしていることもあります
それだけではありません
ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)や腹直筋も
骨盤を引っ張り前方に傾かせ脊柱を不安定にさせる脇役として
重要な役割を果たします
まだまだあります
表舞台には出てこないものの
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)や
コルセットの役割を演じる腹横筋も
裏方として頑張っています
腰痛にまつわる筋肉は主役、脇役、裏方さん
あわせると相当な数になります
これらのバランスが整ってはじめて腰痛のない生活が送ることができます
逆にこれらのバランスが崩れることで
腰痛は起きてしまいます
「運動してください」
「鍛えてください」
私も言います
しかしどれかひとつの筋肉を強くするだけではなく
全体のバランスが整うような運動をしていただきたいですね
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