ピッチャー交代
プロ野球もキャンプが終わりオープン戦にはいりました
去年の騒動で少し嫌気が差したプロ野球ではありますが
やはりほんの少し気になります・・・ホンの少しだけですよ(笑
先発投手が6~7イニングぐらい投げると相当疲れてきます
それまでピシャリと抑えていた投手が相手打線に捕まりだすと
決まって解説者はこういいます
「どうやら疲れてきたようですね 肘が下がってますよ」
いったい肘が下がるってどういうことなんでしょうか?
「肘が下がる」というのは
オーバースローの投手が文字通り肘の位置が下がるわけなんですが
この肘を下げているのが広背筋という筋肉の仕業なんです
広背筋という筋肉は背骨の下半分から
(腸骨稜後面、仙骨背面、および第6胸椎から第5腰椎にかけての棘突起)
上腕骨(上腕骨小結節稜)にかけて付着している
まさに広い背筋なのです
上げた腕を下に向かって力いっぱい振り下ろすときに
大胸筋とともに活躍してくれるのですが
いかんせん疲れてくると筋肉というのは伸びなくなってしまいます
そうなるとどうしても腕の位置が下がってしまうのです
肘の位置が下がってくるとどうしても球がシュート回転になり
外角いっぱいに投げた球が真ん中に寄ってくるのです
疲れた広背筋や大胸筋では力強く腕を振り下ろすこともできません
ましてや微妙なバランスで成り立っているプロの投手
これがフォームのバランスを崩すと当然球速も落ちてしまいます
というわけで「ピッチャー交代!!」とあいなります
でもテレビで野球を見ている私たちも肘が下がっているかもしれませんよ
腕がきちんと上がっていないと「五十肩」の前兆かもしれません
そう・・・五十肩で腕が上がらないのも広背筋や大胸筋が原因となっている場合も多いのです
ピッチャーなら交代したらそれでゲームは続けられますが
自分の筋肉は交換できません
もし腕を上げてみて「あれれ??」と思ったら
毎日のストレッチで予防できるかもしれませんよ
ひいきのチームが勝っても負けても。。バンザーイ
(痛みが出るようなら止めておいてください)
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コメント
ダイエー → 現在巨人の工藤投手が言っていました。子供の頃からカーブを投げていると「肘を壊すというのはウソで、肘が水平位置から下がるから肘に負担がかかるんだ!」と腕のひねり運動に若いうちから慣れた方が良いようです。疲労しないように!。広背筋・・・重要ですネ。
投稿: dream | 2005/03/04 09:41
あれれッー、コウハイキンが変換ミス!
医学用語の変換って簡単になりませんかね。
投稿: dream | 2005/03/04 10:35
名誉のために人知れず訂正しておきました(笑
子供によっても筋肉の柔らかさには個人差があるので
できるだけ過度な負担はかけないほうがいいかもしれません
シュート・・・投げすぎて肘が痛くなったことがあります(涙
用語はIMEにできるだけ登録しています
手間ですけど・・・
投稿: ひろ | 2005/03/04 11:57
ひろさん、こんばんわ!
野球はピッチャー交代ですね。
肘の位置が下がってくるという訳ですね。
最近はサッカーばかり見てます。
あ!もう何年もかなぁ。
でも、やはり日本人は野球の方が馴染みが
ありますかね。
今年は楽天も入って新旋風が巻き起こると
いいですね。
投稿: うさうさ | 2005/03/04 20:09
嫌気がさして「もう見ない!」と思ったのに
つい見てしまいそうです
でも実際にスタジアムに足を運ぶのはサッカーだけになってしまいました
これからは隠れ野球ファンになります(笑
投稿: ひろ | 2005/03/05 07:53