憤り
昔の話ですが・・・
よくウチに来られる患者さんから相談を受けました
何でも知り合いの方が事故で指を切断してしまい
手術を受けたが経過が思わしくなく指がつかないとのことでした
そこである特殊な療法で元に戻すことができないか?
(あえてその療法は申し上げません)
私はネットでいろいろ調べその療法を扱っている治療院に電話をしてみました
数件電話でそんな症例があるのかと尋ねてみたところ
「難しいですね・・・」という返事がほとんどでした
内心私も「難しいだろうな」と思いながら話をしていました
そんな中一軒の治療院の代表者の方がおっしゃるには
「ああ~そんなのは簡単につきますよ」
「一度お越しください」
といわれました
まだ私が詳しい状態の説明もしていないうちに・・・
普通なら症状などを詳しく聞いて判断するでしょうに
その方はこともなげにいわれました
「これはダメだ・・・」と思い電話を切りました
その後何か憤りを感じました
よほど絶対的な自信がおありだったんでしょうか?
どうしても私にははったりにしか聞こえませんでした
少なくとも我々のような民間療法に頼る方は
どこへ行ってもよくならなくて
藁をもすがる思いでこられます
世間では民間療法というのは怪しげである
こう思われている方も少なくないでしょう
商売でやっている以上ある程度のはったりは仕方がないかもしれませんが
もう少し患者の気持ちを思いやる姿勢は忘れないでいただきたいものです
少なくとも私の周りにいる民間療法師はみんな真面目に、必死にやっているんですから
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