下半身老化のバロメーター:腸脛靭帯
私がはじめてゴルフをしたころ
必ず13~15ホールを過ぎたあたりで膝が痛くなりました
最終ホールではパターを杖代わりに歩いていました
痛くなるのは決まって左膝の外側・・・
整体の仕事をするようになってゴルフもやめ
そんな話は昔のこととばかりに忘れ去っていました
いろんなことを勉強しているうちに
ひとつの症状が目に留まりました
「腸脛靭帯炎」
これは骨盤上方についている大腿筋膜張筋から膝の下外側についている腸脛靭帯が炎症をおこすという症状です
別名「ランナー膝」と呼ばれる症状です
ランニングをすることで腸脛靭帯が大腿骨外側とこすれあい炎症をおこしてしまうというのです
よく思い出してみると・・・
ゴルフ初心者の私はティーショットを打つと5I・7I・PWを片手に元気よくOBゾーンの手前まで走って2打目、3打目・・・・
とにかくほかの方に迷惑をかけまいと全力疾走していたものでした
・・・で、結局腸脛靭帯炎ということでした
ゴルフをして「ランナー膝」とはなんとも情けない
ところが私と違ってゴルフがお上手な患者さんでも
腸脛靭帯が痛いとおっしゃる方が多いのです
どうみても私のようにクラブ3本片手に全力疾走なさる腕前の方ではないにもかかわらず
おそらく腸脛靭帯(大腿筋膜張筋)のみならず大腿部の筋肉が総じて弱っているようです
その結果腸脛靭帯が極端に張ってしまい触ると痛みが出ます
私は足腰が弱っているかどうか判断するときにも腸脛靭帯の張り具合を見ます
また腸脛靭帯は上の方で大腿筋膜張筋と結合し
骨盤の前側についています
この筋肉が拘縮し腸脛靭帯から張ってしまうと
骨盤を後下方に引っ張ってしまいます
これが原因で骨盤がずれることもあります
腰痛の原因にもなる腸脛靭帯・・・侮れません
| 固定リンク
コメント