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2004/11/19

椎間板ヘルニア

我々がこの仕事をする上で避けて通れないのが椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアといっても種類や程度の違いによって症状もことなります
腰の痛み、足の痺れ、中には痛くて歩けない人までいらっしゃいました
巷で「これをすれば椎間板ヘルニアは治る」
といった具合に簡単にいわれる方もいますが
そんなに簡単な症状ではありません
むしろ商業ベースで誇大広告をされることに対しては苦々しく思っています
当然商売としてやっている以上、多くの患者さんに来ていただかないと儲かりません
しかし人の弱みに付け込んで何でもかんでも「治る」といってしまうのはいかがなものでしょうか

椎間板ヘルニアには大別すると二種類あります
その前に・・・椎間板はちょうど大福もちのように
中に「あんこ」ならぬ「髄核」という柔らかいゼリー状のものがあります
そして椎骨(背骨)が圧迫をうけて椎間板が押しつぶされる形になり
髄核が飛び出したのが「髄核ヘルニア」といい
髄核は飛び出してはいないが全体が飛び出した状態になるのが「膨隆ヘルニア」といいます

これらの変形した椎間板が神経根を圧迫し、坐骨神経痛などを伴い
痛みや、痺れが出る状態を椎間板ヘルニアというわけです
herunia.jpg
症状によっては我々の手に負えず、手術したほうがいいかたもいらっしゃいます
手術といっても最近は様々な方法がありひと言でお話できるものではありません

でも「正直言って手術は不安だ」という方が思い余って
ウチに足を運ぶというケースが何度もありました

いつもはっきりと申し上げますが、やってみないとわかりません
いい加減といわれるかもしれませんが
施術して全部きれいさっぱりとよくなられる方もいれば
ある程度までは楽にはなったけどいくらかの症状が残ったままという方もおられました
それだけその患者さんの症状の程度・年齢・生活習慣・筋肉の質によって左右されるわけです

手術では飛び出したヘルニアを除去できますが
我々でできることは圧迫された椎骨を周辺筋肉の弛緩によって圧迫を取り除くということです
もちろんどれくらいの期間がかかるかはその方によって随分差があります

いつも申し上げますが筋肉の硬化は大変な症状を引き起こすこともあります
日常の軽い運動やストレッチによって柔らかい状態を維持しておきたいものです

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コメント

すごくわかりやすい内容でした。
実は僕も少し整体に携わっていまして知り合いが椎間板ヘルニアになり少しは痛みを和らげることが出来たのですが
どうしても治し方がわかりません
症状は腰の痛み、足のしびれ、たまに歩けない感じです。
手術はまだ受けていなくてこれ以上悪化したら手術するとのことです。
よければ少しでもアドバイスいただけませんか??

投稿: ゆうま | 2012/09/16 23:41

同業者の方でしたらご存じかもしれませんが
現実にヘルニアがあってもそれが痛みの原因であるかどうかははっきりしないというのが数年前ヨーロッパで行われた腰痛学会の結論でした
それ以降手術の件数が減ったように思います
結局、よほど確認がもてないと手術を勧めることをしなくなったからだと思います

それともうひとつは手技療法でヘルニアが治ったという話を耳にしますが
常識的に考えて飛び出したヘルニアを元通りにしたというより
ヘルニアとは別の原因がありそれが改善したと見るべきで決してヘルニア自体がよくなったとは考えづらいのです

私が当たったケースも同様のことだろうと思います
だから私はヘルニアが原因だと思ったらもう一度医師に相談して手術の必要性を検討するようにお勧めします

もちろん手術をしたからといって発症前の身体に戻る訳ではありませんので、何らかの形でご苦労はあると思います

一日もお早いご回復をお祈りします

投稿: ひろ | 2012/09/17 04:28

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