一番のくすり
施術が長期間に及ぶとき不思議なことに遭遇することがあります
何ヶ月も通っていただいて、あの手この手を尽くしてみて
それでもなおあまり改善が見られないときもあります
もちろん多少なりともよくなっているからこそ通われているのですが
すっきり治って『これでよし!』というところまでなかなかいかないものです
こんなときある日突然、すっきり治ってしまうことがあります
もちろん少しは私の施術も効いているのでしょうが
どうやらそれ以外の原因が主なようです
五十肩でよくあるケースですが
こちらが必死で施術をしても一進一退を繰り返すばかりで
完璧には治らないこともあります
ところがある日突然肩が軽くなって
治ってしまったというのを何度もみてきました
私にしたらホッとするやら、肩透かしを食らったような気分になります
「患者さんが楽になってくれたら・・・ま、いいか」
と自分で無理やり納得している次第です(笑
これは多分「時間」が治してくれたのでしょう
風邪でもすり傷・切り傷でも最終的には自己の治癒能力と時間が解決してくれるようです
時間の持つ力には我々の施術などホンの小さなものかもしれません
『お医者様でも、草津の湯でも・・・・』といいますが
「恋の病」ですら時間が解決してくれるようです
痛いとき・辛いとき早く治りたいと焦りも出ますが
治る為に最低限必要な時間というものあるはずです
それに逆らって無理をしてもかえって長引かせる原因にもなりかねません
ただ薬は時として毒にもなりえます
漫然と時間の経過を待っても、老化というのは毎日少しずつやってきます
『人事を尽くして天命を待つ』ともいいますが
やることをきっちりやったうえで時間の経過を待ちましょう
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