健康ってなに?
我々はよく「健康」という言葉を使います
でも実際に健康とはいったいどんな状態のことをいうのか?
と尋ねられると言葉に詰まってしまいます
WHO(世界保健機関)は「健康」の定義を
「健康とは、何事に対しても前向きの姿勢で取り組めるような、精神および肉体、さらに社会的にも適応している状態をいう」
といっています
おお~なるほどなぁ~と納得してしまいそうですが
具体的にどういうことかというとさっぱりわかりません
世間では多くの健康食品や健康グッズを販売しています
私も某メーカーのチタンネックレスをしています
はっきりいって、流行っているから買ったのです
それでどうこうしようというつもりはありません
よく「それしてたら効きますか?」と尋ねられるのですが
「何に効くんですか?」と尋ね返してしまいます
人は健康にまつわる商品を買うとき
なんらかの効果・効能を要求してしまいます
それがないとわざわざ商品を買う意味がないからです
ある意味、正当な要求かもしれません
ウチにこられる方は何らかの症状や体の不調を訴えてこられます
そういう方の要求は具体的です
「この痛みをとってほしい」「楽にしてほしい」
施術を何回か重ねていくうちにその要求が満たされたときにはどういう状態になるのでしょうか?
たぶん「健康」と呼ばれる状態になるのでしょう
ただそのときには普通の体に戻るわけです
普通の体とは結局何も感じない状態です
だんだんよくなってきた患者さんに
「どうですか?」と尋ねたら
「ああ~そういえば最近痛みがなくなっているなぁ~」
と人ごとのようにいわれます
人間面白いもので、痛みがなくなると痛かったときの記憶まで薄れてしまうようです
「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」といいます
まさにその通りだと思います
私の健康の定義とは
何にもない普通の状態なのです
でもそうでない人にとってはとてもすばらしいく、ありがたい状態なのです
だからこそ痛みのない、病気でない状態のときの予防・予見は重要なことだと思います
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