どうして腰が痛いの?(その2)
前回はごく一般的な原因による腰痛についてお話しましたが
腰痛原因で次に多いのは「内臓」に起因するケースでしょう
もちろん疾病による場合もありますが、病院にいって検査してもらっても「異常なし」と診断されたのに
私が触っていて内臓が原因だと感じられることも少なくありません
いったいどういうことなのでしょうか?
「病気」という状態は何らかの症状があったり、検査でも異常が見つかったりするのですが
ところが何もない健康な状態から、「ハイ 今から病気になります」というような具合で
スイッチが入ったがごとく瞬時に「病気」になるわけではありません
つまり病気になるまでのプロセスがあると考えています
東洋医学では「未病」(いまだ病にならず)という概念があります
これぞまさしく「病気」ではないが「調子がよくない」ということです
言い換えれば内臓が疲れていると考えていただいてもいいかもしれませんね
あまり突っ込んで内臓のお話をすると、私は専門家ではないので馬脚を現しそうなので、サラっと流しておきますが(笑
あくまでも内臓疾患については内科のお医者様にかかることをお勧めします
(病気の早期発見、早期治療は大原則です)
ここでは「疲れている内臓」についてお話させていただきます
内臓といってもいろいろな内蔵があります
その中でも腰痛に一番関連する(一番多い事例)のはやはり、「胃腸」でしょう
胃腸がすぐれないといっても癌や胃潰瘍のことではありませんのでご注意を!
くどいようですがそのような心配がおありの方は内科を訪ねてください
「お酒は飲まないんですけど」「暴飲暴食はしてないんですけど」というセリフをよく聞きます
胃腸は暴飲暴食だけで疲れるわけではありません
ストレスで胃腸が痛めつけられるのは皆さんご存知かと思いますが
意外に多いのが「天候気候の変化」による場合です
皆さんが気づかないうちに胃腸がこった状態になっていて胃の裏(背中)を触るとカチカチになっている場合があります
お恥ずかしい話ですが私自身、昔から腸が弱く、チョッと疲れたり、気候が変わると具合が悪くなります
そんなときは決まって右の腰が重だるくなりほっておくと腰痛になるときがあります
お断りしておきますけど、こんな仕事をしていても疲れるときは疲れます
腰痛の治療をしているから腰痛にならないとお考えの方がおられたら、それは大きな間違いです!(笑
私だってしんどいときは知り合いのとこで施術を受けます
なにかいいわけがましくなってきましたが・・・
話をもとに戻しますと、女性で多く見られるのは「足のひえ」からくる場合です
天候気候の変化だけではなく、夏場のクーラーが原因となる場合もあります
胃腸の具合が悪くて腰痛になる場合特徴的なことがあります
それはちょうど胃の裏側(胸椎の7番あたりから腰椎の1~2番まで)にきついコリがあります
また、おなかを触ってみるとそのあたりだけかなり冷たいのです
つまり胃腸付近の血液の流れが悪くなって冷えてしまっています
こんな場合腰に対する矯正はもちろんいたしますが
あの手この手で胃腸にアプローチして、胃腸の動きを正常化する方法を試みます
おそらくこんな場合に腰に対する矯正をしても根本原因が是正されない限り
またしても腰痛は再発すると思います
いずれにしても腰の痛みはその原因を見つけることが解決に際して重要ですね
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