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2004/08/30

痛いということ・悪いということ

「どこが痛いですか?」と尋ねると
「〇〇が痛いんです」必ず答えがかえってきます

「じゃあ、こちらはどうですか?」と反対側を尋ねると
「そっちは悪くありません」と大抵の方はお答えになります

ところが実際触ってみると痛くないはずの所も悪い場合が多いのです
例えば、腰痛なんかでは「右の腰が痛いんです」と訴えられて
触ってみると、確かに右側も悪いのですが
痛くないはずの左側も相当筋肉のハリが認められます
もちろん左右比べてみると右のほうが悪いわけなんですが・・・

これはどういうことかというと
痛みを感じる為には神経に一定以上の刺激が必要なのです
そのボーダーラインを「閾値」(いきち)と呼びます
神経というのは一種の電気信号で作用します
つまり「ON」か「OFF」かの状態しかありません

だから「痛い」という状態は「ON」の状態になったというわけなんです
ということは「痛い」という状態に至らない「悪い」状態というのもあり
これは本人にとってきわめてわかりにくく、見過ごされがちです

あっ!そうそう・・・
じゃあ 「少し痛い」のと「かなり痛い」のはどうなんだ?
こんな疑問を感じたあなたはエライ!!(笑

それは閾値を越えた箇所の量的な問題なんです
神経というのは実に細かく各所に行き届いていて
患部周辺でも閾値を越えていないところと、閾値を超えているところに分かれます
この痛みを感じる箇所が増えれば増えるほど痛みが増すわけなのです


はてさて話が長くなってしまいましたが
ここで一番申し上げたかったことは
突然のケガで痛みがある方を除いては・・・
疲れた・運動不足・老化現象などの理由で痛みがある方は
一箇所だけが悪いのではないということです

例えば老化現象にしても一箇所だけが老化してあとは若いなどということはないということです
痛みを感じていないところでも知らず知らずのうちに弱ってきて
最終的には痛み出すわけなのです

願わくば痛みの出ないうちに予防しておくことが重要なのです
痛くないうちでしたら比較的早く元に戻りやすいと思います
普段からのケアーしていれば痛みも出にくいですョ

別に痛くもないのに「整体」に行けってわけじゃありません(笑
「ケアー」とは・・・・・
食事をして栄養をとって
睡眠をとって身体を休め
そしていい運動をすることです

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コメント

リンクありがとうございます。
こちらでもリンクさせて頂きました。

「痛みの科学」ん゛~、まだまだ難しいですね f(^_^)

投稿: つーさん | 2004/08/31 12:16

ありがとうございます

何年経ってもわからないことだけは山ほどあります
お互いに頑張りましょう(^^)

投稿: ひろ | 2004/08/31 12:43

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