2024/10/09

閉鎖力

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(画像:アナトミートレイン)

2つの図はアナトミートレインのファンクショナルラインにかかわるものですが

なんとなく身体をクロスするラインという受け止め方をしていたのですが

実はもっと深い意味というか役割があったようです

 

これらの筋肉の張力は仙腸関節に対し圧力をかける機能があり

仙腸関節に適度な圧迫を加えることで

仙腸関節が外れる方向に動かないという重要な役割があるそうです

 

仙腸関節には体重による重力がかかると

下に沈んでいくことになりますが

靭帯でホールドするだけではなく

これらの筋肉の張力で引き締める安定機構が備わっていることになります

 

誰がこんなこと考えてこういう身体を作ったのかはわかりませんが

人の身体ってすごくよくできているものだと感心します

 

 

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2024/10/08

長袖

ようやく最低気温が20℃を割り込むようになってきました

さすがに窓を開けたまま寝るわけにもいきませんし

明け方には半袖では肌寒いので長袖を引っ張り出してきました

 

日中も30℃を下回る日が多くなってはきましたが

それでももうしばらくは夏日は続きそうで

朝と昼の温度差が激しくなってきました

同時に少しずつ仕事も忙しくなってきて

変なところで秋を感じています

 

多くの方は真夏の暑さや真冬の寒さに文句をいわれますが

一番体調管理が難しいのは気候の変化の激しい春と秋だったりします

自覚のない方が多いようですが人は変化に弱いもの

若いうちは順応も早いのですが

年を取れば変化についていけず身体の機能もおかしくなりがちです

 

私個人の感想を言えば

真夏や真冬よりもむしろ今のタイミングの方が

用心して過ごさないといけないと考えています

服装や空調は多少甘やかし気味でもいいと思います

何とか無難に乗り切りたいものです

 

 

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2024/10/07

スウェイバック姿勢

「スウェイバック」といえば

ボクシングで上体を後ろにそらして相手のパンチをかわすテクニック

手技療法の世界にも「スウェイバック姿勢」というのがあります

 

ご高齢の方に見かける姿勢なんですが

胸椎が過度に屈曲していてる猫背がキツイ状態で

バランスを取るために腰椎が伸展している姿勢を

スウェイバック姿勢といいます

 

スウェイバック姿勢もいくつかの分類がありますが

80歳を超えるとこういう姿勢の方をお見掛けします

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(画像:マッスルエナジー・テクニック)

高齢になると筋力が低下するのですが

姿勢を維持するためのバランスが悪くなります

 

頸椎も伸展してしまうので

痺れや痛みが生じることもありますし

高齢者の腰痛と大きくかかわる問題です

 

 

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2024/10/06

This Dream of You

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This Dream of You  ダイアナ・クラール

秋と言えどもまだまだ暑い日が続きます

せめて音楽で秋らしい感じを演出するにはジャズが一番

ダイアナ・クラールのような正統派のジャズボーカルがふさわしいです

 

今の時代のボーカリストではありますが

私らとは同世代

5度のグラミー賞受賞は実力派の証

いい気分になれる音楽ですね

 

 

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2024/10/05

冷豚しゃぶ

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いつになったら鍋料理を食べられるのか?

一人用土鍋を買ったのにまだまだ出番は先かもしれません

 

この夏何度食べたかわからない豚しゃぶ

今回はぽん酢でゴマ油でいただきました

 

前は豚肉を加熱してから冷水で冷やしてましたが

脂が固まるので加熱してからさらに移し

1時間ほどかけて自然に冷ましました

この方がお肉が柔らかいですね

 

今回はモヤシを茹でて敷きました

 

 

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2024/10/04

膝蓋下脂肪体

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解剖生理学の本などに記されるのは基本的な組織が多く

身体のすべてが書かれているわけではありません

最近、私が知ったのは「膝蓋下脂肪体」

解剖学の本には脂肪まで解説されることはありません

上の図の赤い楕円のあたりにそれはあります

本物の人体を解剖した本にはそれが載っていたのですが

ちょっとグロすぎるのでお見せするわけにはいきません

 

けっこう膝を見る時に膝蓋骨(膝のお皿)の動きを確認するのですが

膝の動きに伴い膝蓋骨も動くのですが

膝蓋下脂肪体も形を変えて動くそうです

膝が伸びているときは膝蓋骨の下にあるのですが

屈曲するときには膝蓋骨の裏側に滑り込みます

 

ところが膝蓋下脂肪体が固まると

変形できず膝の屈曲を邪魔するそうです

膝が悪いと炎症を起こしやすく

炎症が原因で膝蓋下脂肪体が徐々に線維化するんだとか

 

私はそんなとき膝蓋腱の硬さを滑走性の悪さが原因だと思っていましたが

そういうときの施術が図らずとも硬くなった膝蓋下脂肪体ほぐすような結果になっていたわけです

そりゃスライムのような柔らかい脂肪体が硬くなると動けなくなるのもわかります

本来、膝蓋骨と関節軟骨の摩擦を回避する機能があったのが線維化で失われるから納得がいきます

 

しかも膝蓋下脂肪体には毛細血管や神経終末が多く存在することから

閾値が低く痛みを感じやすいというのがわかっています

膝の痛みがキツイのはそのせいもあるみたいです

 

 

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2024/10/03

どんでんがえし

このブログでも何度か登場しているYoutube動画ですが

Dr Ishiguroちゃんねるで今回はアルツハイマーについての新しい研究について解説されています

もちろん私の仕事には関係のないことなんですが

私の母親もアルツハイマー型の認知症で12年間大変でしたし

父親も危なそうな時が何度もあり

私にとってはすごく重要な内容だったりします

 

この動画では従来は「脳のゴミ」と呼ばれ

認知症の原因ともいわれたアミロイドβが

その数を減らす方向から増やした方がいいのではないか

という研究を解説されています

 

時として医科学というのは従来の常識がひっくり返るということがあり

アルツハイマーについてもアミノイドβが真逆の見解が出てきたということだそうです

まだまだ回れ右をしたわけではなさそうですが

これからの研究の推移に注目したいです

 

それとやはり大事なのは

現在の医学にべったり依存して治療することよりも

自らの生活習慣で予防することの重要性を述べておられます

いざというときには大事なのは医療ですが

全部そこに任せきりというのも違うように思います

 

 

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2024/10/02

着地

この夏はオリンピックもあり

普段目にすることがない競技を楽しむこともできました

様々な競技で興味を持って見ていたのは「着地」

ものすごいスピードで高い所から着地した瞬間

バランスを崩すこともなくみごとな着地を見ると

自分がアレをやったらケガするイメージしかないと感じたのです

 

種目に挑む選手たちの頂点に立つ人と

還暦をすぎたジイさんを比較すること自体おかなしことですが

着地の瞬間どれだけのエネルギーが身体に襲い掛かるのかを考えたら

私でなくとも無事ではいられない人の方が多いはず

 

そう思って「位置エネルギー」のことを調べてみたんですが

Ug = mghという公式を見た瞬間私の思考はそこでフリーズ

でもすごい力が身体にかかるのは肌感覚でもわかります

足首・膝・股関節・仙腸関節・腰椎など

どこが壊れても不思議はないエネルギーを上手く逃がす技量の高さには感嘆を禁じえません

同時に身体そのものに備わるエネルギーを逃がす機能として身体の成り立ちにも興味を持ちます

 

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最近、骨盤の勉強をやり直していますが

着地の際には仙腸関節は締まる方向に動き

一旦ロックする状態から靭帯が衝撃を受け

緩やかに逃がす構造になっています

 

大昔から仙腸関節は不動関節であるとか半関節であるとかの論争もありましたが

わずか2㎜弱の動きでも緩衝機構として負荷を逃がすという

必要欠くべからざる機能を有していることがようやく理解できました

 

私らでも子供のころは高い木の上から飛び降りたものですが

着地を誤ると脳天まで衝撃が走ることもありましたが

それでも脊椎や脳に損傷を受けることなく

やり過ごしてこれたのは

ひとえに身体が有するこういった機能と構造のおかげであるといえるでしょう

 

 

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2024/10/01

すべり症

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(画像:カパンディ関節の生理学)

腰椎のすべり症も本来手技療法で扱うべきものではありません

というのも椎体が前方にすべるように動くことで

脊髄が圧迫されるというものですが

その多くは腰椎分離と言って椎体(腰椎の本体)と椎弓(後方の突起)が骨折して分離すると

腰椎を正常な位置にとどめることができず前方にすべるケースが多いのです

 

当然骨折を伴う可能性が高いことから

整形外科で受診することが先決なわけです

 

手技療法はあくまでも機能的な問題が領域となりますので

こういうケースは飛びつかない方が無難です

痺れを訴える方は少なくありませんが

取り扱ってはいけない場合も多く

そういった可能性を知っておくことも大切です

 

 

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2024/09/30

骨間靭帯

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あまり目立たないために話題になりにくいのは骨間靭帯

上の画像の青い部分が距骨と踵骨につながる骨間靭帯

まさに骨と骨の間にありますからわかりづらいのは当然のこと

仙腸関節にも両者の間にサンドイッチ状態で存在します

 

これが実に機能的でして

負荷がかかったとき関節がロックして衝撃を受け止め

その後緩やかに関節が動き始めるという役割をします

 

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(画像:仙腸関節の痛み)

その機能は油圧式ダンパーそのもの

ジャンプして着地した時も強い衝撃を吸収します

まさに縁の下の力持ちの靭帯です

 

 

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