この夏はオリンピックもあり
普段目にすることがない競技を楽しむこともできました
様々な競技で興味を持って見ていたのは「着地」
ものすごいスピードで高い所から着地した瞬間
バランスを崩すこともなくみごとな着地を見ると
自分がアレをやったらケガするイメージしかないと感じたのです
種目に挑む選手たちの頂点に立つ人と
還暦をすぎたジイさんを比較すること自体おかなしことですが
着地の瞬間どれだけのエネルギーが身体に襲い掛かるのかを考えたら
私でなくとも無事ではいられない人の方が多いはず
そう思って「位置エネルギー」のことを調べてみたんですが
Ug = mghという公式を見た瞬間私の思考はそこでフリーズ
でもすごい力が身体にかかるのは肌感覚でもわかります
足首・膝・股関節・仙腸関節・腰椎など
どこが壊れても不思議はないエネルギーを上手く逃がす技量の高さには感嘆を禁じえません
同時に身体そのものに備わるエネルギーを逃がす機能として身体の成り立ちにも興味を持ちます
最近、骨盤の勉強をやり直していますが
着地の際には仙腸関節は締まる方向に動き
一旦ロックする状態から靭帯が衝撃を受け
緩やかに逃がす構造になっています
大昔から仙腸関節は不動関節であるとか半関節であるとかの論争もありましたが
わずか2㎜弱の動きでも緩衝機構として負荷を逃がすという
必要欠くべからざる機能を有していることがようやく理解できました
私らでも子供のころは高い木の上から飛び降りたものですが
着地を誤ると脳天まで衝撃が走ることもありましたが
それでも脊椎や脳に損傷を受けることなく
やり過ごしてこれたのは
ひとえに身体が有するこういった機能と構造のおかげであるといえるでしょう
オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ
最近のコメント